おこ助 機能制限版

「おこ助」は字幕、音声ガイドなどを制作する際に、DVDからの文字起こし、タイミング付加をするための補助ツールです。DVDの再生からテキスト・タイミングの入力・表示まで字幕制作の全てをサポート。また、Pro版では音声ガイドセルの自動生成・タイミング指示・原稿作成など視覚障害者用音声ガイド制作をバックアップ。映像メディアのバリアフリー化に要する多くの作業工程をより手軽にすることを目的としています。

1. DVDを開く
DVDをドライブに挿入した状態で ファイル＞DVDを開く をクリックしてください。
プレイボタンを押し、DVDを再生して下さい。
（ショートカットキーを使用するとスムーズです）

2. 文字起こしをする。
「ツール」から「書き起こしモード開始」を選択する。（旧バージョンは「テキスト編集タブ」）
DVDを再生しながらセリフなどを書き起こすことができます。

3. 字幕にタイミング情報を付加する
「ツール」から「書き起こしモード終了」を選択します。
DVDを再生しながら特定のキーを入力することでタイミングをとることができます。
セル選択時のキー操作は以下のようになります。

『 I 』
・イン点をとる。連続してイン点をとった場合、直前のアウト点にも自動でタイミングが入ります。
『O』
・アウト点をとる。
『Backspace』
・後退してタイミングを消して、元のタイミングの少し前から再生する。
『Delete』
・タイミングを消す。
『Q』
・タイミングを1フレーム戻す。
『W』
・タイミングを1フレーム進める。

行選択時のキー操作は以下のようになります。
『Insert』
・後ろに行を挿入する。
『Shift＋Insert』
・前に行を挿入する。
『Delete』
・行を削除する。

テキスト列のセルは、 F2キー もしくは直接キーを入力することで値の編集が可能です。
再生中の行は黄色で塗られます。
またイン点とアウト点が逆転している行は、行番号がマゼンタで塗られます。

4. 音声ガイド脚本を編集する(Pro版）
ツール＞音声ガイド行の自動生成 をすることにより、字幕のない部分に空の音声ガイド行を作成できます。
音声ガイドグリッドのキー操作は字幕グリッドと同様です。
メモ列およびテキスト列のセルは、 F2キー もしくは直接キーを入力することで値の編集が可能です。
再生中の行は黄色で塗られます。
またイン点とアウト点が逆転している行は、行番号がマゼンタで塗られます。

5. 保存する
ファイル＞名前をつけて保存 または ファイル＞上書き保存 から保存することができます。
保存したファイルは次回 ファイル＞プロジェクトファイルを開く から開くことができます。
また ファイル＞字幕をエクスポート から各字幕ファイル形式で字幕データを、
ファイル＞音声ガイドをエクスポート からExcel形式で音声ガイドデータを保存することができます。

【基本キー】
『Ctrl＋Space』　再生／一時停止『Ctrl＋B』　　　数秒巻き戻す（デフォルト５秒）
『Ctrl＋N』　　　数秒進める　（デフォルト５秒）
『Ctrl＋S』　　　上書き保存
『Ctrl＋Z』　　　元に戻す
『Ctrl＋X』　　　切り取り
『Ctrl＋C』　　　コピー
『Ctrl＋V』　　　貼り付け
『Ctrl＋A』　　　すべて選択
『Delete』　　　削除

【字幕で使用するキー】
『I』　　　　　　イン点入力（連続打ちで同時にアウト点も入る）
『O』　　　　　アウト点入力
『Q』　　　　　入れたタイム情報を0.０33秒戻す
『W』　　　　　入れたタイム情報を0.０33秒進める
『Shift + Q』　入れたタイム情報を0.3秒戻す
『Shift + W』　入れたタイム情報を0.3秒進める

全キー操作一覧表

皆さんが「おこ助」を使用して作成した字幕データまたは音声ガイド脚本は、メディア・アクセス・サポートセンターにアーカイブデータとしてお納めください。
メディア・アクセス・サポートセンターは、各地でバリアフリーデータを必要としている人が共有できる仕組みづくりを目指しています。

本ソフトウェアの使用により生じたいかなる損害にも、作者は一切の責任を負いません。

「おこ助」の著作権はNPO法人 メディア・アクセス・サポートセンターが所有します。