トップページ政治ニュース一覧防衛相“竹島訪問は内政上の要請”
ニュース詳細

防衛相“竹島訪問は内政上の要請”
8月10日 17時37分

防衛相“竹島訪問は内政上の要請”
K10042016111_1208101952_1208102009.mp4

森本防衛大臣は、10日朝、閣議のあとの記者会見で、韓国のイ・ミョンバク大統領の島根県の竹島への訪問計画について、「韓国の内政上の要請によるものだと私個人としては思っている。他の国の内政に、ほかの国がとやかくコメントすることは控えるべきことなのではないかと思う」と述べました。

この中で、森本防衛大臣は、韓国のイ・ミョンバク大統領の島根県の竹島への訪問計画について「韓国の内政上の要請によるものだと私個人としては思っている」と述べました。
また、記者団が「大統領が『内政上の要請』で動いているという見方をしたが、大臣はそのことについてどう考えるか」と質問したのに対し、森本大臣は「すべての国に内政があって、日本にも日本の内政があって、他の国の内政に他の国がとやかくコメントすることは控えるべきことなのではないかと思う」と述べました。
この発言について、自民党など野党側からは「竹島問題が韓国の内政問題であるかのような誤解を与える発言だ」と反発が出ており、「罷免や問責決議にも値する」として、衆参両院の関係する委員会などに森本大臣を呼んで質疑を行うべきだといった意見が出ています。
これを受けて、森本大臣は、午後、防衛省で改めて記者団に対し「この時期にイ・ミョンバク大統領が竹島を訪問する理由について、私は内政上の要請によるものではないかということを言ったが、竹島が韓国の内政問題であると説明したつもりはまったくない」と述べました。
そのうえで、森本大臣は「イ・ミョンバク大統領が竹島を訪問したことは、日本の基本的な立場から見て、まったく受け入れられるものではなく、外交交渉によって解決すべきだという立場に変わりはない」と述べ、釈明しました。

[関連ニュース]

韓国大統領 竹島を訪問 (8月10日 18時15分)

このページの先頭へ