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韓国 日本に厳しい姿勢継続か8月11日 7時13分
韓国のイ・ミョンバク大統領は、日本政府による中止要請にもかかわらず、10日、竹島を訪れました。イ・ミョンバク政権は、支持率の低迷が続くなか、来年2月の任期切れまで、日本への厳しい姿勢を続けるという見方が広がっています。
韓国のイ・ミョンバク大統領は、10日、ヘリコプターで島根県の竹島を訪れて、およそ1時間余り視察し、駐在する警備隊員らに「島はわれわれの領土であり、命を懸けて守る価値がある」と激励しました。韓国の大統領が竹島を訪れたのは初めてです。
韓国では、ヨーロッパの信用不安などの影響で景気にかげりが見え、残りの任期が半年余りに迫ったイ・ミョンバク大統領は、支持率が低迷を続けており、先月には、就任以来初めて20%を切るという世論調査の結果も出ています。
こうしたなか、韓国では、竹島に加え、いわゆる従軍慰安婦などの歴史問題を巡って、国民の間で日本への反発が強まっていました。
イ・ミョンバク大統領としては、日本との関係を損なっても、竹島を訪問して、国民の民族感情に訴え、これ以上求心力が低下しないよう努めたほうが得策だと判断したものとみられ、来年2月に任期が切れるまで日本への厳しい姿勢を続けるという見方が、ソウルの外交関係者の間で広がっています。
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