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危険!!観光客が接近 ヒグマ目撃急増 知床遊歩道閉鎖相次ぐ

(08/10 09:10)

道路脇に現れたヒグマに近づいて写真を撮影する観光客=7月22日、オホーツク管内斜里町(画像の一部を加工しています)

道路脇に現れたヒグマに近づいて写真を撮影する観光客=7月22日、オホーツク管内斜里町(画像の一部を加工しています)

 【斜里】知床国立公園のオホーツク管内斜里町側で、ヒグマの目撃が急増し、知床五湖の湖畔を巡る地上遊歩道(約3キロ)の閉鎖が相次いでいる。今週も6日午後3時に緊急閉鎖して以降、7〜9日は終日閉鎖。環境省などは安全対策を強化しているが、ヒグマに接近するなど観光客らの危険な行動も目立っている。

 知床財団に寄せられた国立公園内の同町側でのヒグマ目撃情報は、7月末時点で昨年同期の約2倍の749件に上る。

 立ち入り時期や人数を制限する国の「利用調整地区制度」導入2年目の知床五湖の地上遊歩道は8月1日から、事前講習を受けて手数料を支払えば、ガイドの引率がなくても散策できる「植生保護期」に入っている。しかし、ヒグマ目撃による1〜9日の緊急閉鎖は3回、終日閉鎖も4回と多発。昨年8月は緊急閉鎖と一部コースの半日閉鎖が各1回しかなかった。<北海道新聞8月10日朝刊掲載>

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