生活保護費不正受給:大島青松園の元看護助手を起訴 /香川
毎日新聞 2012年08月09日 地方版
生活保護費約82万円を不正受給したとして、高松地検は8日、高松市牟礼町牟礼、国立ハンセン病療養所「大島青松園」の元看護助手、林誠一郎容疑者(57)を詐欺と有印公文書偽造・同行使の罪で高松地裁に起訴した。
起訴状によると、10年8月、市福祉事務所を訪れ、職員に「退職届を出した。辞めたので手当の支給もない」などとうその説明をし、その後、自宅のパソコンなどで無職を証明する書類を偽造して提出。同年9月〜11年1月に生活保護費をだまし取ったとしている。
高松地検特別刑事部は逮捕時、容疑について10年9月〜11年10月に生活保護費約230万円を不正受給したと発表していたが、地検は金額が変わった理由については明らかにしていない。【鈴木理之】