関西の私鉄大手5社の2012年4~6月期決算が10日までに出そろい、運輸収入と輸送人員はおおむね1年前の実績を上回った。東日本大震災後に外出を自粛するムードが広がった昨年からの反動増に加え、格安航空会社(LCC)を使って関西を訪れる旅行客が鉄道を利用した。
10日に決算を発表した近畿日本鉄道の運輸収入は前年同期比1.6%増の368億円だった。輸送人員こそ横ばいだったものの、特急などの利用が多い「定期外」の観光客などが伸びた。
訪日外国人の回復も寄与した。南海電気鉄道ではLCC就航に沸く関西国際空港の路線の利用が14%増えた。運輸収入は2.1%増となり、5社の中では最も高い伸び率となった。
関西の鉄道利用は1991年度をピークに減少傾向が続いている。4~6月期の好調は大震災からの反動増など一時的な要因も大きく、今後は持続力が試される。
震災反動、近畿日本鉄道、南海電気鉄道
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