2月2日 4時0分
原爆投下直後の広島で放射性物質を含む「黒い雨」が降った範囲の解析を行った厚生労働省の作業部会が、先月まとめた報告書で、「黒い雨」が降った可能性の高い地域の数を、実際の解析結果より少なく評価していたことが分かり、厚生労働省は今後、報告書の修正を含め対応を検討することにしています。
広島で降った「黒い雨」を巡っては、国が援護の対象として認定している地域のおよそ6倍の範囲で降った可能性があるとする調査結果を広島市がまとめ、これを受けて厚生労働省の作業部会が改めてデータの解析を行って先月、報告書にまとめました。
報告書では、「雨が降った範囲を確定するのは難しい」としながらも、「国の認定範囲の外にある6つの地域でも黒い雨を体験した住民が高い割合で存在した」とされましたが、実際の解析結果では6つの地域以外にも広島市安佐南区の一部に黒い雨が降った可能性が高いとされた地域があったのに、報告書には含まれていなかったということです。
これについて作業部会の委員で長崎大学大学院の横田賢一技術専門職員は「国の援護対象に指定されていない地域についての認識が不十分だった」と話し、ミスを認めました。厚生労働省は今後、作業部会の委員とも協議し報告書の修正を含め対応を検討することにしています。
もともとが、加害者米軍による極端な過少評価。
日本政府は、見直しのなかで「出し渋り」をいつまでも繰り返しているのだろう。
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by makanmakan
基地外じみた菅攻撃