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振り込め詐欺 高額被害が大幅増加8月7日 10時45分
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東京都内の振り込め詐欺の被害額がことし1月からの半年間で20億円を超え、特に1000万円以上をだまし取られる高額の被害が大幅に増えていることが分かり、警視庁が注意を呼びかけています。
警視庁によりますと、都内での振り込め詐欺の被害はことし1月からの半年間に764件あり、件数自体は去年の同じ時期より35件減っています。
しかし、被害額は全体で20億1800万円余りに上り、去年の同じ時期よりおよそ2億5000万円、率にして14%増えています。
これは、1件当たりの被害額が増えているためで、この半年間に1000万円以上をだまし取られた被害は44件あり、すでに去年1年間の38件を上回っています。
ことし1月には、80歳の女性が息子を装った男から「小切手が入ったカバンを置き忘れた」と電話を受け、息子の部下を名乗る男に4回にわたって合わせて3700万円を手渡す被害が起きています。
ATMで振り込む金額が制限された一方で、「部下に取りに行かせる」などと伝える「手渡し型」の手口が増え、1度現金を渡すと繰り返しだまされて被害が大きくなるケースが目立っています。
警視庁は、息子や孫などを名乗って現金を要求する電話や、部下や同僚などに現金を取りに行かせるといった電話を受けた場合は、すぐに信用せずに本人に連絡して確認するほか警察に通報してほしいと呼びかけています。
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