2012-08-08

地方新聞記者をやっているが

斜陽産業だなんて嘘のようだ。

タクシー乗り放題。経費使い放題。家賃光熱費自動車維持費も全部会社持ち。年収一年目の時点で父親を超えた。

地元の人はみんな本当によく新聞を読んでいる。

署名つきの記事が多いんで、面識のない人から「ああ、あなたが○○さんか。いつも紙面で見てるよ」とよく言われるので最初は驚いた。

公務員記者以上にじっくり記事を読んでいて、会うたび「あの記事はよかった」「この記事はもっと突っ込んでほしかった」と感想を話してくる。

そこから次の記事の端緒が生まれることも多い。

街の課題を指摘したり、行政手法を批判したりすればこぞって議員議会質問で取り上げる。よっぽど実現不可能なことでなければ行政もすぐに動いてくれる。

首長を批判すると、マジで怒って会ってくれない時もある。

でも、夜討ち朝駆けしているうちにそのうち許してくれる。新聞存在感がデカすぎて無視できないから表面上許してるだけなんだろうけど。

新聞地方社会が回っている、という実感がある。

昔は日本中の記者がこんな感じだったんだろうな。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20120808023014
  • http://anond.hatelabo.jp/20120808023014

    こんなところに書いてる時点で何かに不満があるとしか思えない。

  • http://anond.hatelabo.jp/20120808023014

    大学時代の友人が地方の新聞社に入社した。 経費とかそこらへんはわからんけど、一年目の夏からボーナス(2か月分ぐらい)出てた。 仕事は結構楽っぽい。記者をやっているわけでは...

  • http://anond.hatelabo.jp/20120808023014

    おらが地元の地方紙は怪しい広告だらけだ。著名付きの記事など無い。地元行政への突っ込んだ批判もほぼ無し。 地元で何か起きても表沙汰になってから全国紙に遅れてドヤ顔で上から...