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韓国大統領 竹島を訪問8月10日 18時15分
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韓国のイ・ミョンバク大統領は、日本政府が中止するよう求めるなか、10日、韓国の大統領として初めて、島根県の竹島を訪れ、日韓関係は今後一段と冷え込むことが避けられない情勢です。
韓国のイ・ミョンバク大統領は、10日午前、まず、竹島に近いウルルン島を訪れたあと、ヘリコプターで午後2時前、島根県の竹島に到着しました。
大統領は常駐している韓国の警備隊の幹部から説明を受けながら現地の状況をおよそ1時間半にわたって視察したあと、島を離れました。
韓国の大統領が竹島を訪れるのは初めてのことです。
今回の訪問について、大統領府は、イ・ミョンバク大統領が日頃から竹島やウルルン島の環境を守る必要性について言及していたと説明しており、また、訪問には環境相と文化体育観光相が同行するなど、あくまで環境保護を目的にした訪問だとの立場を示しています。
しかし、日本政府は、竹島は日本の固有の領土であり、韓国の大統領が訪問すれば日韓関係に重大な影響を及ぼすとして、訪問を中止するよう求めていました。
日韓は、去年12月に京都で開かれた首脳会談で、イ・ミョンバク大統領が、いわゆる従軍慰安婦の問題への日本側の対応を強く求めて以降、ギクシャクした関係が続いていましたが、韓国の現職大統領による竹島訪問で、両国の外交関係は一段と冷え込むことが避けられない情勢です。
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