◇ヤクルト1−0DeNA
ヤクルトのロマンが2試合連続完封で7勝目を挙げた。丁寧に低めに集める投球が光り、3試合連続の完投勝利。打線は1回に畠山の中前打で1点を挙げた。DeNAは攻撃のミスが目立ち、7イニング1失点の高崎を援護できなかった。
ヤクルトのロマンが、DeNA打線を7安打に抑え、8月2日の阪神戦(甲子園)に続く2試合連続完封勝ち。7月27日の中日戦(ナゴヤ)から3連続の完投勝ちで7勝目を挙げた。
0勝2敗、防御率7・04と苦手だったDeNA戦。この夜は一変した。直球が低めに決まり、変化球を生かした。リズム良く投げ、2回以降は二塁も踏ませなかった。136球と球数を抑えることを意識し投げきった。
お立ち台で打のヒーロー・畠山からビートたけしの物まねがうまいことを明かされ大照れ。一度は断ったが、最後にファンへのメッセージを求められると「ばかやろう!?」としゃがれ声で首をかしげた。そっくりの物まねにファンも大喝采だ。
「ピッチャーのみなさんがやっていて、最初はボクもやらされました。(本人の)映像を見てもみんなに受けているから面白いよね」とロマン。台湾球界で2年連続奪三振王、昨年は最多勝にも輝いた右腕はツバメ投手陣にも溶け込んでいる。
小川監督は「はっきりとしたボール球がなくなったことで相手が振ってくれるようになった。ロマンに尽きる。ロマンさまさまだね」と大感謝していた。 (後藤慎一)
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