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【社会】香川のソフトバンク元店員逮捕 漏えい常態化か2012年8月10日 00時51分 携帯電話「ソフトバンク」販売店の元店長らによる個人情報漏えい事件で、愛知県警は9日、不正競争防止法違反(営業秘密侵害)容疑で、元店長の「後任」として探偵業者に情報を漏らしていたとして、ソフトバンクこんぴら店(香川県まんのう町)の元店員、巨海(こみ)美咲容疑者(21)=同県丸亀市綾歌町栗熊西=を逮捕。広島市の探偵業者「総合リサーチ24」の平田一雄容疑者(36)=同法違反罪で起訴=を再逮捕した。ソフトバンクの情報漏えいが常態化していた疑いがより鮮明となった。 容疑では、巨海容疑者は昨年5〜7月、販売店で専用端末を不正操作し、岐阜県の女性会社員(51)ら3人の住所や固定電話番号などの個人情報を、携帯電話メールで平田容疑者に漏えいしたとされる。「小遣いが欲しかった」と認めている。 県警によると、巨海容疑者は販売代理店「ライフグローバライズ」(大阪市)の正社員として勤務。昨年1月から8月の退職まで漏えいを続け、1件5千円の報酬を得ていたという。 愛知県警は6月28日、岡山市のソフトバンク販売店元店長、横田太佑被告(33)=不正競争防止法違反罪で起訴=と平田容疑者を逮捕。横田被告が2010年11月末に退職したため、平田容疑者が、知人に依頼して探した新たな「協力者」が巨海容疑者だった。 平田容疑者は横田被告が漏えいを始める07年以前にも、別の販売店店長から情報を入手していたことが分かっている。巨海容疑者の退職後も、平田容疑者は別の「協力者」から情報を得ていたとみられる。 県警への取材では、平田容疑者はソフトバンクを専門に、名古屋市の「情報屋」から依頼を受けていた。逮捕直前までに2100件の依頼があり、1180万円の利益を得ていた。横田被告は1200件余を漏えいし、620万円を受け取った。 ソフトバンクの広報担当者は取材に「代理店社員が相次いで事件を起こしたことは誠に遺憾。再発防止策として代理店への罰則を強化し、個人情報の閲覧での安全対策を強化した」と話した。 (中日新聞) PR情報
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