ロンドン五輪:韓日、ホテルでも神経戦=サッカー

「休戦ラインを隔てて対峙しているよう」

同じ宿舎に韓国3階、日本5階

両国コーチ・スタッフは4階使用

 ロンドン五輪男子サッカー3位決定戦を前に、韓国と日本は英国ウェールズのカーディフで同じホテルに宿泊し、早くもピリピリとした神経戦が繰り広げられている。

 9日(韓国時間)にロンドンに到着したサッカー韓国代表は予期せぬ状況に直面した。ロンドン五輪組織委員会が韓日代表チームに同じカーディフ・マリオット・ホテルを手配していたことが分かったのだ。

 韓国人選手は3階、日本人選手は5階の部屋を使用、両国コーチ・スタッフの部屋は4階に割り当てられており、妙な緊張感が流れている。大韓サッカー協会の関係者は「まるで休戦ラインを挟んで対峙(たいじ)しているかのような雰囲気」と語った。両国選手団はホテル内で頻繁に遭遇するが、目であいさつすることもないという。

 特に日本は韓国の情報力に警戒心を抱いている様子だ。かつてJリーグでプレーした経験のある洪明甫(ホン・ミョンボ)監督をはじめ、日本人の池田誠剛フィジカルコーチ、先月までJリーグでプレーしていたキム・ボギョン=カーディフ・シティ=、金英権(キム・ヨングォン)=広州恒大=、現役Jリーガーの黄錫鎬(ファン・ソクホ)=サンフレッチェ広島=、白星東(ペク・ソンドン)=ジュビロ磐田=、鄭又栄(チョン・ウヨン)=京都サンガ=らは日本代表について隅々まで知り尽くしているからだ。

■韓国が白、日本が青のユニホーム

 3位決定戦で韓国は白、日本は青のユニホームを着ることになった。開閉式の屋根が閉じられたまま行われた英国との準々決勝とは異なり、今回はミレニアム・スタジアムの屋根を開放して試合が行われる予定だ。

カーディフ(英国)= チャン・ミンソク記者
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