LIBOR不正操作:金融界激震 BOE関与まで取りざた

毎日新聞 2012年07月10日 21時24分(最終更新 07月11日 02時15分)

LIBOR不正操作の全体像
LIBOR不正操作の全体像

 【ロンドン会川晴之】英金融大手バークレイズによる短期金利の不正操作問題に世界の金融界が揺さぶられている。不正の対象になったロンドン銀行間取引金利(LIBOR、ライボー)は世界中の金融取引の指標となり、世界最大の金融市場であるロンドン金融街(シティー)の象徴。不正操作には米シティグループ、ドイツ銀行、UBSなどの大手銀のほか、英中央銀行であるイングランド銀行(BOE)の関与まで取りざたされている。

 事件の発端は6月末、英米の金融監督機関から不正金利操作の指摘を受けたバークレイズが2億9000万ポンド(約360億円)の罰金を支払うことに同意したことだった。

 これまでの調査では、不正には二つの局面がある。一つは2005〜08年、同行のトレーダーが他のトレーダーと結託し、実際の取引より高い金利を英銀行協会に報告してLIBORを不正誘導し、市場取引で利益を得たという疑惑。もう一つは、08年秋のリーマン・ショック時に、協会に報告する金利を故意に引き下げ、バークレイズの財務を実態より健全に見せかけていた、との指摘だ。

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