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2012年8月9日(木) 19:14 |
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石島の山火事から1年
去年8月9日、玉野市の沖に浮かぶ離島・石島で山火事が発生しました。 島の山林の大半が焼けた山火事から一年が経ちますが、爪跡は今も残ったままです。
玉野市の胸上港から約6キロにある石島です。 ノリの養殖などの漁業で生計を立てている人口100人足らずの瀬戸内の小さな島です。 去年8月9日の午後2時半頃、この小さな島で山火事が発生しました。 けが人はなく、民家への影響も出ませんでしたが、夜を徹しての消火活動は10日以上続き、島の南側を中心に山林の約9割にあたる 225.5ヘクタールが燃えました。 年が経ち、山はわずかに変化を見せ始めました。 しかし、間近で山火事を経験した住民の心には、今も恐怖が残っています。 かつて、集落を除くほとんどを緑が占めていた石島です。 焼失した山には、今でも黒焦げになった木々が当時のままの状態で放置されています。 島民たちは、焼け跡と隣りあわせで生活を続ける中で、 変わり果てた土地の回復を願っています。 島を襲った山火事から一年。 焦げた木が残るこの山に緑が回復するまでには、まだ時間がかかりそうです。
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