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福島・楢葉町の警戒区域が解除
8月10日 6時23分

福島・楢葉町の警戒区域が解除
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原発事故によって町内のほとんどで立ち入りが制限されていた福島県楢葉町は、10日午前0時に警戒区域が解除され、住民の立ち入りができるようになりました。

政府は、原発事故の影響で避難区域に指定された11の自治体で、放射線量に応じて区域の見直しを進めています。
このうち楢葉町では、町のほとんどの地域で指定されていた警戒区域が、10日午前0時に解除されました。
国道の検問所では、警察官たちが標識や表示板などを撤去したあと、「規制解除」と声を挙げ検問を終えていました。
楢葉町は、これで住民が早期の帰還を目指す「避難指示解除準備区域」になり、自由に立ち入ることができるようになりましたが、夜間の宿泊はできません。
住民からは空き巣などの犯罪が増えるのではないかと不安の声が出ていることから、警察と消防のパトロール隊が早速、町内を回り、不審者がいないか確認していました。
福島県警察本部の緑川静生活安全部長は「町の安心と安全をしっかり確保し、復興を支えたい」と話していました。
避難区域が見直されたのは県内で5か所目で、福島第二原発がある楢葉町は、原発が立地する自治体では初めてとなります。

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