自分の中では、諦めなくちゃいけない事、望んではいけない事をきちんと分かっているつもりなんだけど…。
あなたに逢って、あなたの優しさに触れると、そんな事は忘れてしまいたくなる。
あなたをずっと感じていたい。
色んなイベントを二人で過ごしたい。
でも、それは叶わない事。
本当に、一緒に迎える朝なんて来るんだろうか。
来るはずはない…って分かっているけど、未来の見えない私には、何か縋りたい"約束"のようなモノが欲しい。
そうやって増えていく"約束"。
その"約束"が増える時には嬉しくなるけど、ただただ増える一方の、減っていく事のない"約束"を数える度に、とてつもない淋しさに全身が包まれる。
私たちは、一体どこに向かっているんだろう。
向かって行くモノさえ、ないのではないか…と、最近思う。
その事が、より一層、私を不安にさせる。
あなたが、ある日 突然いなくなる不安。
記憶と、触れたこの手だけに残るあなた。
それだけで、私は生きて行けるのだろうか。
永遠の眠りにつく時、
あなたと一緒にいる事はない。