岩手のニュース

民主岩手県連 離党2議員に計4500万円寄付 返還を要求

 民主党岩手県連代表だった小沢一郎氏(衆院岩手4区)が集団で離党届を出した翌日の7月3日、同県連の資金計4500万円が新党「国民の生活が第一」に加わった衆院議員と県議の資金管理団体に寄付されていたことが9日、分かった。県連は「正式な手続きを経ていない」と返還を求めている。
 関係者によると、寄付されたのは、民主党岩手県連の代表代行を務めていた菊池長右エ門衆院議員(比例東北)と幹事長だった佐々木順一県議(花巻)の資金管理団体。寄付金は政党交付金などを除く繰越金の大半に相当する。
 県連は「党帰属の資金を動かすのは不適切だ。離党者に資産を分配する理由はない」と批判している。
 菊池、佐々木両氏が参加する新党関係者によると、寄付額には2009年12月、盛岡市内で開催された政治資金パーティー「小沢一郎幹事長(当時)を囲む民主党躍進パーティー」の収入約4000万円などが含まれるという。両氏は県連から9日中に求められていた返還に応じなかった。
 総務省は「(政治資金規正法には)政党支部から資金管理団体への寄付について特段の制限はない。県連内でどう取り決めるかの問題だ」としている。


2012年08月10日金曜日


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