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理科は全国平均上回る 学力テストで県内 2012年08月08日

 文部科学省が8日に公表した全国学力テスト結果で、熊本県内で抽出対象となった公立小中学校の児童生徒の平均正答率は、新たに追加された理科が小中学校ともに全国平均を上回った。一方、小中学校の国語と中学校の数学では全国平均を下回る問題もあった。

 理科は小6が63・5%、中3が52・7%。全国平均の60・9%と51・0%をそれぞれ上回った。ともにエネルギーなど物理領域の正答率が高かった。

 全国平均を下回ったのは、小6の国語A81・5%(全国平均81・6%)と国語B55・0%(同55・6%)、中3の国語A75・0%(同75・1%)と数学A61・9%(同62・1%)。小6の国語Bでは、雑誌の特集ページをみて編集者の狙いをくみ取る問題などが平均より低かった。

 小6の算数A73・9%と算数B59・2%、中3の国語B64・4%と数学B50・1%は全国平均を上回った。

 2010年度は、小中学生ともに2教科で全国平均を上回るか同じだった。県教委義務教育課は「抽出方式なので単純に比較できないが、基礎的、基本的な知識や技能の確実な習得を図る指導の充実に努める」としている。

 県内は小学校が全体の25・4%の99校、中学校が45・1%の78校が抽出対象。熊本市を除く各市町村は抽出校以外もすべて希望し、県全体では公立小中学校の82・8%にあたる466校が参加した。(久間孝志)



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