理科は小6が63・5%、中3が52・7%。全国平均の60・9%と51・0%をそれぞれ上回った。ともにエネルギーなど物理領域の正答率が高かった。
全国平均を下回ったのは、小6の国語A81・5%(全国平均81・6%)と国語B55・0%(同55・6%)、中3の国語A75・0%(同75・1%)と数学A61・9%(同62・1%)。小6の国語Bでは、雑誌の特集ページをみて編集者の狙いをくみ取る問題などが平均より低かった。
小6の算数A73・9%と算数B59・2%、中3の国語B64・4%と数学B50・1%は全国平均を上回った。
2010年度は、小中学生ともに2教科で全国平均を上回るか同じだった。県教委義務教育課は「抽出方式なので単純に比較できないが、基礎的、基本的な知識や技能の確実な習得を図る指導の充実に努める」としている。
県内は小学校が全体の25・4%の99校、中学校が45・1%の78校が抽出対象。熊本市を除く各市町村は抽出校以外もすべて希望し、県全体では公立小中学校の82・8%にあたる466校が参加した。(久間孝志)
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