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ビール各社中間決算 業績軒並み悪化8月9日 17時18分
大手ビール4社のことし6月の中間決算は、各社が相次いで新商品を投入した影響で、広告宣伝のための費用がかさんだことなどから、サッポロホールディングスが営業赤字に陥ったほか、ほかの3社も軒並み減益となりました。
大手ビール4社が発表したことし1月から6月までの中間決算によりますと、サッポロホールディングスは、営業損益で17億円の赤字に陥り、中間決算としては5年ぶりに赤字に転落しました。
また、ほかの3社は、営業損益で黒字を確保したものの、サントリーホールディングスが前の年の同じ時期より25%減少したほか、キリンホールディングスとアサヒグループホールディングスも、それぞれ21%と10%の減少となりました。
これは、去年の震災の影響で、各社がことし相次いで新商品を投入した結果、広告宣伝の費用が、例年よりかさんだことなどによるものです。
国内のビール系飲料の市場は、少子化の影響などで縮小しており、各社は、商品開発に努める一方で、東南アジアなどでの海外事業を強化することで収益の改善を図ることにしています。
サッポロホールディングスの上條努社長は記者会見で、「広告など、販売促進にかかる費用は、不要不急なものは抑制するなどして年間では黒字化を目指したい」と話していました。
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