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北朝鮮 大雨で169人死亡
8月5日 1時54分

北朝鮮 大雨で169人死亡
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先月の大雨による洪水で深刻な被害が広がっている北朝鮮では、これまでに169人が死亡し、400人が行方不明になっており、WFP=世界食糧計画はおよそ340トンの緊急の食糧支援を決めました。

北朝鮮では西部のピョンアン南道を中心に大雨による洪水で深刻な被害が広がっており、朝鮮中央通信は4日、先月31日までの1か月余りの間に169人が死亡し、400人が行方不明になっていると伝えました。
さらに、21万人余りが家を失ったほか、6万5000ヘクタールを超える農地が浸水などの被害を受けたということです。
国連は北朝鮮の要請を受けて調査団を派遣し、被害の状況や必要な支援について情報収集を行い、この結果、WFP=世界食糧計画は3日、緊急の食糧支援を決めました。
具体的にはおよそ6万人を対象に2週間にわたってとうもろこしを配給し、支援の総量はおよそ340トンになるということです。
WFPではさらに、食糧不足の状況や農作物の生産の見通しなどを調べるために、来月、再び調査団を派遣する予定だということです。
また、ユニセフ=国連児童基金は、汚染された水を飲んで病気が広がるおそれがあるとして、飲み水を浄化するための錠剤などを送ることにしており、ユニセフの報道官は「国連機関やNGOなどが一致して対応し、被害の拡大を食い止めなければならない」と話しています。

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