御子から下された指示通り、史郎は中級魔法に挑戦する…
【第九話-実の所、中級ってのはノーマルって事なんだよね。】
始まりますぜwww
第九話-実の所、中級ってのはノーマルって事なんだよね。
史郎「お前の望み通り、もっと楽しませてやるよ!!」
転生『ハハハ、貴様に出来るのか!?』
史郎「魔導書!」
すると、俺の手元に、魔導書が現れる。
転生『六道輪廻・修羅界!』
バン!
すると、遥希が連れて行かれた巨大な穴が、空に出現した。
史郎「くそ、来たか…中級魔法はどこだ?」
パラパラパラ…
史郎「あった!待ってろ、輪廻転生!!」
俺はステッキを縦に振った。
史郎「ま、マジカル☆ミラクル★ラブマギカ!!って、なんで星の色が違うんだよ!?」
すると、俺の周りから、光に囲まれたハートマークが現れた。
史郎「また何とも恥ずかしい魔法だ事…」
しかし、その威力は壮大だった。
バン!
転生『…!?』
光に囲まれたハートマークは、転生を光で包み、爆発する。
そして、転生の魔法も無力化した。
史郎「やったか!?」
ガバッ
転生『何たる屈辱……貴様ァ!!殺す!ぶっ殺してやる……!!』
グシャっ
史郎「んなっ!御子!?」
御子「くっ…史郎君、下がって!《巫女式・呪術、鬼道》!!」
ドドドドドドドドド……
御子「史郎君、もう一度、中級魔法を…!」
史郎「あ、ああ…行くぞ!マジカル☆ミラクル★ラブマギカ!!」
御子の魔法によって現れたのは、巫女の衣服を纏った多数の"鬼"だった。
御子「彼等は戦闘用に作られた狂気の化物…彼等は自らへの攻撃を無力化し、その攻撃を自らの体力に変換することができる…!史郎君の魔法を、彼等に与えて!!」
史郎「了解!貫け…俺の魔法!!」
シュババババ!!
鬼A「ア、ア、ア、ア、ア、アァァァァァァ…!!」
鬼B「ウァアアアアアア!!」
鬼C「オォオオオオオ!!」
鬼D「んほぉぉぉぉぉぉぉぉ!!んぎもちぃぃぃぃぃ!!」
鬼E「イギャァアアアアアア!!」
何か変な声が聞こえたが、気のせいだろう。
俺の魔法を直に受け取った鬼達は、赤く光り、巨大化した。
転生『なんだ…あいつは…』
御子「行け!鬼達!!」
ザシュッ
転生『がはっ!?』
史郎「うわ!?死んじまうだろ!!」
御子「大丈夫よ、魔法使いはそう簡単には死なないから。それに…」
転生『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…!!貴様等全員、六道輪廻に送ってやるゥゥゥゥゥゥゥゥ!!』
御子「遥希君も返して貰わないとね!!」
御子は、懐かしい魔法を唱えた。
御子「巫女式・呪術、神楽!!」
史郎「これまた懐かしい…」
御子「でしょ?さあ、遥希君を助け出しなさい!」
巫女達は転生の所に群がった。
転生『邪魔だァァァ!』
だが、転生はあっさりとそれを押しのけてしまった。
御子「く…史郎君!もう一つの中級魔法を!」
史郎「りょ、了解!行くぞ!マジカル★ミラクル☆キリン@ユー(はぁと)!!て(はぁと)ってなんだよ!?」
すると、多分死ぬんじゃないかと思う程の殺人道具が出現した。
史郎「行っけェェェェェェ!!」
ザシュザシュッ!
転生『がはっ!!?』
ボタボタッ…
転生『くっ…』
転生の全身からは、血が垂れ流しになっていた。
御子「さあ、遥希君を返してくれるかしら?」
転生『時が経つのを待て…』
史郎「どういうことだ?」
転生『俺は死ぬ。魔法の主が死ねば、その魔法は解かれる。』
御子「なら、あなたが私達を殺そうとした理由を……」
転生『』
御子「あら?」
史郎「あっけないな…」
その後、遥希は転生の言った通り戻ってきた。
俺達が今すべき事は、深淵の魔導師に会う事だろう。
【今日の戦果報告】
中級魔法を使った!
つづく!
遥希「僕が不思議な世界に連れて行かれた間、なにがあったんですか?」
史郎「簡潔に言おう。奴は死んだ。」
遥希「いや、それは分かってます…」
史郎「じゃあ、俺が活躍した。」
御子&遥希「何言ってるのかよく分からない。」
史郎「え!?」
次回の内容は?
教えて!御子さん!
まだまだ激しい闘いが待ってるぜェ!(熱いとか痛いとか言わない)
【第十話-煌めく雅】
お楽しみに!
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