原発関連情報はもっとスピーディに公開しないとけない
2011年4月7日(木)
福島第一原発は、いまだに状況が安定したとは言い難い状況が続いている。
すべてが想定外の状況であるので、対応策もその場その場で、前例のない対策がとられている。
今のままでは原発から放出される放射線濃度がいつ激変するか全くわからない。
しかし、政府、東電、保安院、マスコミからもたらされる情報は全くタイミングを逸しており、あまり役に立っていないというのが実状だと思う。
そんな中、我々国民の余計な不安をあおらないためか、日本原子力研究開発機構が構築した「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)なるシステムがあるのにも関わらずほとんど公開されていない(3/23だけか?)。いったい何の役に立っているのかさっぱりわからないが、ネットではドイツ気象局 (DWD)による粒子分布シミュレーションの日本語訳がとうの前に広まっている。
しかもこのシミュレーションは、日本の気象庁からのデータをもとに行っているというから、いったいどんだけ我々はバカにされているのだろうか。
このような情報公開のやり方ではだれも政府の言うことを信じないだろう。
福島第一原発の爆発事故以来、放射線による汚染を恐れた飲料水の買い占めや、東京からの疎開騒ぎなど、一概にすべてが政府発表の信頼性が問題とは言えない事態が起きているが、こんな状況では自国の政府の発表を信用しろといっても無理だろう。
このままの状況が続けば、情報不信による風評被害の拡大や、政府の非難指示の無視などが起きるのではないだろうか。
今は信頼性の有る無しに関わらず、様々な情報を入手することができる。だからこそ正確でスピーディな情報が必要なる。
にもかかわらず、肝心な情報の公開は全く遅れているように見える。
今すぐに(といっても事故が起きてからもうすぐ一月も経つが)不安をあおるなどという国民をバカにした上から目線の情報統制を止めて、あらゆる情報を公開するべきだ。
その上で、政府からの指示を出すべきだ。我々は与えられた情報から、政府の指示が妥当かどうか十分判断できる。
昔の大本営発表のようなことをいつまでも続けていると大変なことになるだろう。