東京都内では汚染度の高い葛飾区の採取した4,780Bq/kgのセシウムが検出された土壌の上に直置きした蚕が、60匹中3匹、つまり95%が3週間程度で死滅してしまったという実験結果が出たとのことです。
対して、同じ汚染度の土壌であっても、直置きせずに紙やビニールで遮蔽して(これでα線は遮蔽される)育てた蚕については、90%程度生存しているというのです。
しかも、直置きの方の生存した3匹の蚕は巨大化してしまっているようであり、遺伝子が変異してしまったのかもしれません。
一概に同列に語ることは出来ないにせよ、この蚕の実験結果が、人間にも待ち受けている未来だとしたら、本当に恐ろしいことです。
日本ブログ村(下記URLをクリック願います)
☆緊急報告 放射性物質による蚕のDNAの損傷(葛飾区土壌)☆
報告でアップさせて頂いておりますが2012年6月4日より蚕による生体実験を行っております。
私が住む葛飾区の自宅庭の土壌で異常に蟻等の虫が少なくなっており心配しておりました。虫は放射線による影響は人間の100倍以上強いと聞いておりましたがその虫が少ない事にずっと不安を抱いておりました。
大阪の冨田様と言う方が環境汚染について研究されており有害物質の影響を調べる為に蚕による生体実験も既に実施されているので相談させて頂いたところわざわざ大阪から来て頂き実験のセットアップをして下さいました。蚕の卵殻は非常に硬く、丈夫なため胚子にはほとんどの有毒物質も影響が出にくいと思われます。
10N、48℃の塩酸で5分煮込んでも全く死にません。
孵化時に卵殻を食い破って卵殻より脱出します。
そのため、卵殻に付着した物質を体内に取り込んで 影響が出ることは考えられます。
そんな経緯で実験を初めました。
1.実験概要:容器に下記それぞれ放射性物質で汚染された土を入れ蚕の卵を選別してもらい各60ずつの孵化の状態、成長の過程を観察する。
*下記それぞれ100gの土壌等を入れ卵をそれぞれ60ずつ入れまず孵化率を観察する。Bq値はEL25で測定、cpm、μSv/hはLND7317で測定。
1〜3はビニールを土壌等にかぶせその上に紙をひいてα線は遮蔽。
1.ゼオライト 159Bq/kg(EL25測定値) 、52.5cpm 0.15μSv/h(7317GM管でγ線β線)
2.自宅庭土 4,780Bq/kg (EL25測定値)62.8cpm、0.17μSv/h
(7317GM管でγ線β線)
3.葛飾区内土 5,890Bq/kg(EL25測定値)、 73.2cpm、0.20μSv/h(7317GM管でγ線β線)
4.自宅庭土直接 4,780B/kg (EL25測定値)、73cpm、0.20μSv/h
(7317GM管でγ線β線α線 差引α線10.2cpm、0.03μSv/h)
本日の報告でアップさせて頂きましたが6月9日に孵化を確認してからその成長過程をみてきましたが1〜3の容器ではほぼ全数に近い60匹が孵化してきて現在生存している数は下記のとうりです。
1.ゼオライト:56匹
2.自宅庭土:55匹
3.葛飾区内土:56匹
4.自宅庭土直接:3匹
この4.自宅庭の土直接、蚕の卵を置いたものは孵化率も極端に悪く
他の容器の幼虫と比べると体積でなんと10倍程の大きさになったものが出てきました。
写真を見て頂き冨田様にアドバイスを頂きましたので以下原文にて記載させて頂きます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
写真で見る限り1から3については生育が同じように見えます。
4については異常ですね。核実験で巨大化したゴジラを思い浮かべてしまいます。
巨大化している理由として、DNAそのものの損傷と言うよりも
DNAの発現系(エピジェネティックと言うそうです)に損傷を
きたして、成長ホルモンがより多くつくり出されているので
ないかと推定しています。2齢ぐらいの蚕をチップボードの
上で飼育すると、成長の早いものや逆に遅いものが出てきます。
化学物質の影響でホルモン系が乱れると考えられます。
杉並病などでは、女性なのにひげが生えてきたり、男性なのに
胸が膨らんできたりしました。
4の系については、おそらくα線の影響だと考えられますが
ほとんどの卵が死んでしまい、それがたまたま致命的でなかったので
生き残って孵化したものについても発生の過程で放射能にたたかれて
何らかの影響を受けているはずです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
この事態は深刻な事だと思います。
子供達に与える影響を考えると恐ろしくなります。
もし4の個体を累代出来、DNAの破損など遺伝的障害についての立証が出来ればと思っております。
|
コメント(0) ※投稿されたコメントはブログ開設者の承認後に公開されます。