- 松山市「三津の朝市」中止を決定2012年08月09日(木)更新
- 松山市の水産市場で月2回行われている一般開放、「三津の朝市」の開催が今月以降未定となっていた問題について、市はきょう、中止を決めました。
10年前から月2回開かれている三津の朝市は、近年、一部の市場関係者が「試行で始まったのに10年間検証がないまま続いている」として見直しを求めていました。
松山市は今年3月、一部の組合に8月からの中止を提案し、その後は「未定」扱いとしていました。
しかし、7月最後の朝市の日になっても、市は8月からの開催を未定としていました。
おとといの松山市の定例会見でも野志市長は「以前も申し上げましたが、市民に定着しているので継続したいとは考えている。
ただ、今後については関係先からの意見を基に開催の有無を総合的に判断していきたい」と述べていました。
そして、次の開催予定日があさってに迫ったきょう、市は拡大イベントを含めて三津の朝市を今月から中止すると発表しました。
イベントの新鮮味が薄れ、客も固定化していることを理由に挙げています。
実際、入場者数は2003年度の2万人をピークに、ここ数年は1万人を割り込んでいました。
継続を求めていた市場関係者は、「残念だ。
市の方針が2転3転している」と話すほか、中止を求めていた関係者も、「周知期間がなく突然だ」と、直前での中止決定で混乱が広がる恐れを危惧しています。