2007年09月13日

店長スギの古着講座

こんにちわわーい(嬉しい顔)スギです。

本日の古着講座は前々回の続きになります。(前回はPWについて寄り道しましたね)

とその前に前々回までの復習として「ライトゾーン」フライトJKTの流れとしてまずA-2→L-2→L-2A→L-2Bでしたね。今日からはこのライトゾーンから「インターミディエイトゾーン」に突入です!!(L-2Bの後続版、CWU36/Pを御期待していただいていた方、MA-1の講座で一緒に説明します!!)

それでは授業開始ッス!!

「インターミディエイトゾーン」とは、摂氏10度からマイナス10度までの中装域を言います。飛行服の歴史では、極寒のヘビーゾーン用の開発から始まり、夏用のライトゾーンへと続き1920年代後半、もっとも遅くこのゾーン用の開発へと続いています。背景には密閉式のコクピットを持つ航空機の開発により、航空機内部の気温環境の向上によるものがあげられます。そして、このインターミディエイトゾーンこそが飛行服の主役といっても過言ではないです。それは、数多くの飛行服の開発はさることながら、ファッションとしても認知されたフライトJKTの多さはこのゾーンならではです。

そんなインターミディエイトゾーンを代表するJKTは、大きく分けて「G-1」、「B-10」があります。
今日はその一つ「G-1」についての講座です!!

DSC01262.JPG

「G-1」フライトJKT!!これまでのA-2なんかは米陸軍航空部隊、空軍のフライトJKTに対して、このG-1は米海軍の主力インターミディエイト・フライトJKT」として1940年代末期(戦後ですね)より、朝鮮・ベトナム戦争を戦い、多くのスペック変更を経てもなお1920年代の基本デザインを保ったまま、現在も生産と支給が行われている、海軍きってのJKTなのです!!

あれ??海軍のフライトJKT??海軍=船という考えは当然ですよね!皆さんは空母ってしってますか??離着陸ができるくらいのでかい船で、船から飛行機を飛ばし、海上での戦いを繰り広げる為のいわば、海上での飛行場みたいなもんです。当然その飛行機に搭乗するのは海軍兵であったのです。
なんで、海軍にもフライトJKTは必要不可欠なものだったのです。
前述で1920年代の基本デザインを保ったままとありますが、このG-1にも前モデルがあり、(D-1→M-422→M-422A→AN-6552……)この呼び名の変更が、これまた前述のスペック変更という事です。

こんなG-1ですが、実はこれは私も所有しており、前述通り、現在でも生産、支給されているものなだけに古着屋で見かけることも多いのではないでしょうか??今年の冬はこのG-1に袖を通し、海軍の生き様を感じるのも悪くないのでは…

それでは本日はこれにてexclamation&question
posted by feeet 店員 at 21:42| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記