最近はわりかし涼しい毎日が続いており、本当40℃っていってたほんの2.3週間前が嘘みたいですね
といっても、やはりこの回のブログはいつも通り暑苦しい男の漫談といくんですが…今日は前回よりの続きとなり、フライトJKT「A-2」に続くモデルの紹介です
早速ッスけど授業開始ッス
前回御紹介のフライトJK「A-2」(エーツー)ですが、皆さん多少なり覚えて頂けてますか?
見た目で言うと、アウターシェルはレザーで、エリとエポレット、フラップ(※ポケットの出入り口につくカバー的なもの)ポケットが付く…そうでしたよね!!第二次世界大戦終了までウォーアートを背負い、空の男達の相棒だったんです!!
暑苦しいぃぃ…ですね笑
本日はその後「A-2」に続く、ライトゾーンフライトJKT「L-2」(エルツー)の講座です!!
明らかにA-2とは外観もちがうこのL-2。なんでA-2をそのまま使わなかったのか?何でこんな感じになったのか?時代を紐解きながら説明致します。
第二次世界大戦終了直前の1945年5月21日、米陸軍航空隊(USAAF)はL-2を新型ライトゾーン用フライトJKTとしてテストしました。アウターシェルにレザーを使用していたA-2が抱えていた問題はまず、「高価で緊急大量生産が難しい」、「取り扱いに注意が必要」と何かと諸問題が生じてきていたんです。そこに画期的な新素材として登場したナイロンの採用は、一挙にそれら問題を解決しました。ナイロンとレザーの違いは皆さんもご存知の通り、レザーより軽量で柔軟、そしてお店で値段の違いを見ても大半がレザー>ナイロンのプライス状況ですよね!そんなかんなでこの採用によってL-2はかつてないほど機動性に富んだフライトJKTになったんです。
このL-2ですが、シリーズというと語弊かもしれませんが、続々後続のモデルが時代をおうことに出てくるんです。
まずはこれ!!
「L-2A」、あれ?色が変わった!!まさにそうなんです。といいますか細かい事は置いておくと違いはそこなんです。なんでこんな色になったかというと、1947年、USAF(米空軍)が、それまでのUSAAF(米陸軍航空隊)を母体に誕生しました。つまり陸軍の中にあった空担当の隊が独立、空軍という新たな軍隊を作ったんですね。その空軍のシンボルカラーがこの紺色(エアフォースブルー)で、せっかく独立したんだから、俺達のカラーにしようぜ的な感じでこうなっちゃったみたいです。
ノリだったんでしょうか??笑
ちなみにL-2の後に付くAですが、色々フライトJKTに出てくるモデルにこのAが付きますが、Aが付くモデルは大体エアフォースブルーなんで覚えといて下さいね!!このL-2Aが朝鮮戦争が始まった1950年にテストされ、52年には制式化され、53年には実戦部隊に充足しています!!
続いて
「L-2B」、あれ??またまた色が変わった!!そうなんです。朝鮮戦争後、またまたカラーチェンジ今度はシルバーグレーに変更です。
また変更…こっちの身にもなって欲しいですね…
嘘ッス!!そこがヴィンテージの魅力でもありますね。なんで色変更したかというと、飛行機からの脱出後の迷彩効果、さらに赤外線をはじめとする高空での太陽光線吸収といった諸問題を解決する為だったそうです。
やっぱりエアフォースブルーは目立つし、暑いし…ノリだったんでしょうか…笑
そんなかんなでこのシルバーグレーのカラーも持つL-2Bが1950年半ば〜1966年まで生産されたんです。ちょっとコイツだけ生産されたのが長いですよね。そうなんです。このL-2Bにはその素材や、パーツの特徴から初期型、中期型、後期型、最後期型の4種類に分けられるんです!
奥深いッスよね…この4つの型に関しては今後、講座するであろう「ミルスペック」編で御紹介です!!
なんで、今日までの復習としては、A-2→L-2→L-2A→L-2Bっていう流れと、各モデルの特徴を覚えておいて欲しいです。
それでは本日の授業はこれまで!!!
ありがとうございました