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【格闘技】

真壁刀義が2勝目で反撃開始

2012年8月9日 紙面から

トップロープからのニードロップで中邑真輔を倒した真壁刀義=横浜文化体育館で

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◇新日本プロレス G1クライマックス第6戦

 ▽18選手出場▽8日▽横浜文化体育館▽観衆5300人(満員)

 2009年大会優勝の真壁刀義(39)が昨年の覇者・中邑真輔(32)を、コーナー最上段からのキングコング・ニードロップでKOした。すでに3敗し、もう取りこぼしは許されない状況。だが、最大の難敵を倒し、各ブロック1位者だけに許される決勝進出へ、首の皮一枚残した。

 会場に近い相模原市生まれの真壁。「俺が暴れることが、みんなへのメッセージだ」と、報道陣をギロリ。大会前の下馬評は高くなかったが「開幕から3連敗したけれど、それがなんだ。追い込まれれば追い込まれるほど、俺は本領を発揮できるんだ」とすごんだ。

 一度は中邑にニードロップをかわされ、膝をマットに強打した。だが、雑草は枯れない。ラリアットなどの打撃技は破壊力満点。中邑の膝爆弾にも耐え、あくまでニードロップにこだわって、フィニッシュにつなげた。

 3年前はG1に優勝後、勢いに乗って当時IWGPヘビー級王者だった中邑に挑戦してベルトを奪取した。2度目の戴冠を目指して今年7月1日には現王者の棚橋弘至に挑んだが失敗。仕切り直しのためにも今回のG1はぜひほしい。くしくも中邑を破って、その足掛かりをつかんだ。

 残り3戦で最大の焦点になるのは、最終戦(12日)のオカダ・カズチカ戦。「あの細い雨がっぱをぶっ倒してやる。覚悟しておけ」。すさまじい執念を燃やした。 (門馬忠雄)

 

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