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【大リーグ】イチ&ムネ 初の同日マルチ安打 離れていても心は一つ!!2012年8月9日 紙面から
◇タイガース6−5ヤンキース離れていても心は一つ!! ヤンキースのイチロー外野手(38)とマリナーズの川崎宗則内野手(31)が7日(日本時間8日)、今季初めて同日マルチ安打をマークした。イチローはデトロイトでのタイガース戦に8番左翼で出場。4打数2安打2打点で新天地で初のマルチ安打と適時打を放った。川崎はボルティモアでのオリオールズ戦に9番遊撃で6打数3安打。メジャーデビュー後初の“猛打賞”で2試合連続マルチ安打も記録。イチローがマリナーズからトレード放出され、離ればなれになってしまったものの、師弟の絆がほころぶことはない。 ユニホームが変わっても師弟の絆は変わらない。弟分がメジャー初の猛打賞を達成した日に、師匠であるイチローが新天地初適時打を含む2安打2打点。1日1本しか打てなかった呪縛から解き放たれた。 「(適時打が出るまで)長かったですけど、そんな重い感じではなかったですね。このチームにいるとその瞬間にフォーカスしている、勝手にね。あんまり余計なことは考えないですよ」 7回2死二塁で回ってきた第3打席。先発ポーセロの5球目、内角低めへのスライダーをとらえ、左翼線に適時二塁打を運んだ。7月23日にヤンキースに移籍してから17度目の得点圏でようやく初タイムリー。勝手にフォーカスするという理由を「勝つというシンプルな目標が常にある。その可能性が常にあるということです」と自ら解説し、精神面を含めた状態の良さを強調した。 前日の試合で無安打となるまで新天地初戦から12試合続けて1日1安打を刻んだが、この日2本目を出した。3点を追う9回2死一、二塁、守護神バルベルデから中前へ2打席連続となる適時打を放った。1試合2打点は6月19日のダイヤモンドバックス戦以来。「1本で12試合(連続安打)は、感触として1本しかヒットを打てない状態では続かないですよ。結果的に『H』にならないけど、2本、3本は必ず自分の中で捉えている」と安打製造機のプライドものぞかせた。 自分を慕っていた川崎をマリナーズに残して移籍した葛藤はあるかもしれないが、弱肉強食のプロの世界では致し方がないこと。遠くから行く末を見守るしかない。チームのワールドシリーズ制覇に向けて一心不乱に“フォーカス”することが直弟子への教えにもつながるはずだ。 (デトロイト穐村賢) PR情報
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