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逃亡のシー・シェパード代表を国際手配8月8日 22時38分
ドイツで拘束され、保釈中に逃亡した反捕鯨団体「シー・シェパード」の代表について、ICPO=国際刑事警察機構は、中米コスタリカの要請に基づいて加盟国に身柄の拘束を求め、国際手配しました。
国際手配されたのは、日本の調査捕鯨船への妨害行為を繰り返してきた「シー・シェパード」の代表のポール・ワトソン容疑者(61)です。
ワトソン代表は、10年前にサメ漁をしていたコスタリカの船の航行を妨害した疑いで、ことし5月、コスタリカの要請を受けたドイツの司法当局に身柄を拘束されました。
その後、ワトソン代表は、毎日、警察に連絡することなどを条件に保釈されたものの、先月、逃亡しました。
このためコスタリカ政府は、ICPOに身柄の拘束を求めて国際手配を要請し、ICPOは7日付けで、加盟国に手配書を出しました。これについて「シー・シェパード」は、8日、インターネット上で声明を出し、ワトソン代表の容疑を否認したうえで、国際手配は政治的な動機に基づくものだと批判しました。
ワトソン代表を巡っては、日本の海上保安庁も、「シー・シェパード」のメンバーが、おととし、日本の調査捕鯨船へ妨害行為を行ったことについて威力業務妨害などの疑いで逮捕状を取り、ICPOを通じて情報提供を求める国際手配をしています。
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