2012年8月6日にNHKが報道した仙台市の高校のいじめ・暴行事件。その内容は酷いの一言につきる。

被害を受けた高校2年生は20回以上の「根性焼き」といわれるタバコの押し付けをされた。この生々しい傷跡の画像は今もネットに拡散中だ。

しかも、被害を受けた高校生側が学校に自主退学を迫られるという世間の常識から考えて理不尽な対応が行われたことが報道で明らかとなっている。

現在、報道ではその高校名は伏せられている状況である。

このため、ネットでは2ちゃんねる、ツイッターなどで学校の特定が行われた。

その中で浮上してきた学校が「仙台育英学園高校」である。



【検証画像】



ニュースで放送された画像を元にグーグルを使い建物の照合を行い、学校の特定を行っているのである。

今回の電話取材では以下の点を明確にしたいと考えていた。

1.ネットの状況を把握しているのか？
2.ネットに流布している情報は本当か？
3.本当であれば甲子園出場の対応はどうするか？
4.生徒に自主退学を迫った理由は本当に「他生徒の動揺」を防ぐためか？

まず、1回目の電話取材では担当部門にはつながらなかった。総合窓口で聞く限り、8：30時点ですでに相当数の電話がかかってきている様子である。

しかし、担当部門が電話対応中とのことでつながらない状況である。

この件に関する電話の本数が多いのかと尋ねたが、本数は多くないと明言し、1本の電話が長いという回答であった。

「1.ネットの状況を把握しているのか？」については把握しているとの回答を得た。

2回目の電話は9：15に行ったが、今回も窓口まではつながるが、担当者まで電話はつながらない状況である。

おそらく時間とともに、情報は拡散し、電凸する人も増えてくるだろう。

担当者につながる可能性は下がるのではないかと心配になってくる。

この点も電話窓口に今後はもっとつながりにくくなるので何とかなからないかと相談したが、何ともしがたいとのことであった。

電話窓口ではまたあらためて電話をかけて欲しいとのことであり、再度電話をかけることにした。

そして9：45に3回目の電話である。

驚くべきことに留守電に切り替わっているのである。

受付時間内にかけてほしいというアナウンスが流れる。

先ほどまで受け付けていた上に、再度電話をしてほしいという話をした30分後にこれである。

きちんとこちらの氏名も名乗り連絡先も告げたがこの対応である。

そして、その後も電話を官界化かけたが全て話中の状況を表す「ツー、ツー」という音が流れるだけとなった。

今回の電話取材では、同校がネットの状況は把握しているとの回答を得たにとどまった。

おそらく、現在は電凸が多数行われている状況であろう。

今回も、学校の隠ぺい体質に対しネットの総攻撃が開始されそうな予感である。

これで取材の方法が手詰まりになったわけではない。

「根性焼きいじめ事件」の高校が仙台育英学園高校であれば、日本高野連に報告がいっているはずである。

そこで、日本高野連に電話取材を行った。

「仙台育英学園高校」で確定である。

電話取材に対応した高野連職員によると、すでに仙台育英高校から日本高野連への報告はなされているとのことである。

報告では事件の事実を認め、事件には野球部が関与していないとの説明がなされているとのことである。

高野連としても夏の甲子園直前にこのような事件が発覚したのは苦々しい思いであろう。

甲子園が終わるまで、仙台育英高校が敗退するまで学校名を報じない方向で調整している可能性もある。

甲子園という大イベントへ出場する仙台育英高校の不祥事。思えば、昨年も震災被害を受けた店舗への泥棒が発覚した中での甲子園出場であった。

今回は、野球部が関与していないとはいえ、学校としては2年続けての不祥事付の甲子園出場である。

この、ネットが発達した世の中で、甲子園が終わるまで情報隠ぺいを続けていくつもりなのであろうか？

【naka773】



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