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甲子園行きをかけた決戦は引き分け再試合
 2日間にわたる激闘が終わった。夏の高校野球宮城大会は宮城史上初の引き分け再試合に。結果、仙台育英が5年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。2日がかりの熱戦だった。まずは、7月31日の決勝、東北エース高山の力投、仙台育英2年生エース佐藤の熱投だった。「野球はピッチャー」投手戦はやっぱり面白い。共に15回完投。見事な投げ合いだった。お互い攻撃に悔いは残るかもしれないが、両投手を思えば再試合でもう一度ということが頭に浮かんだ。「勝ちたい気持ちがどちらが上回っているか」東北五十嵐、育英佐々木両監督が言った。01年の不祥事による活動自粛から02年は新入部員はなし、03年も推薦入学を自粛、ようやく今年の3年生が入って本格始動した仙台育英野球部。5年ぶりの甲子園がかかり、その甲子園への強い気持ちが東北を凌駕したのだろう。7月31日に226球、8月1日には9回完投の148球を投げきった育英佐藤由規投手。仙台東リーグがリトルリーグ野球世界大会に行ったときのメンバー。弊社の番組でも世界大会準優勝の活躍ぶりを紹介した。3年生の斉田主将、菅田選手も世界準優勝メンバー、その大舞台の経験も大いに生きたと感じた。「チームメート、先輩たちを信じて、投げていた」と2年生エース佐藤は言う。甲子園最後の49校目を決めた宮城大会は球史に残る名勝負となった。「大阪桐蔭と対戦したい」早くも気持ちは甲子園だ。

浅見 博幸 (2006.8)
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