チルドレンのためのエヴァンゲリオン 〜いつか、心、開いて〜
第十七話 「三人目」は不適格者


<ネルフ本部 エヴァ実験棟>

ネルフではシンジたち三人の定期シンクロテストが行われていた。
ミサトとリツコは三人のシンクロデータを見て、思わず顔をしかめてしまった。

「アスカのシンクロ率は調子がいいけど……シンジ君の下がり方はやばいわね」
「ええ、かろうじて起動指数を上回ってはいるけど……」

リツコはモニターを見て深いため息をつくと、ミサトに告げた。

「新しいパイロットを補充するように司令に進言するわ」
「また不幸な子供を増やすつもりなの!?」

ミサトはリツコにつかみかかった。
こうなることを予想していたからミサトには言いづらかったのだ。

「ダミープラグはまだ完成していないし、わかってはもらえないかしら?」
「私は作戦を立てることでしか、子供たちを守れないってことね」

ミサトは悔しそうに唇をかんだ。
リツコはそんなミサトを残して報告のために司令室へと向かった。

 

<ネルフ本部 司令室>

「四人目を使うだと?」
「はい、残念ながらサードチルドレンは現時点では戦力になりません」

コウゾウはリツコのこの報告を受けて動揺した。
初号機が使えないとなると、計画が危うくなってくる。

「使徒殲滅を最優先……新しいエヴァとパイロットを補充せねばならん」
「しかし、バチカン条約はどうするのかね碇?三体以上の保有は禁止されているぞ」
「初号機を凍結させれば問題ない……」

コウゾウは反論しようとゲンドウの方を見たが、彼は引き下がる気はないようだ。
仕方無くコウゾウは反対の言葉を飲み込んでゲンドウに質問を浴びせる。

「新しいエヴァについてはどうするのかね?」
「アメリカから参号機を購入する。それで問題は無い」
「素直に売却に応じてくれるかわからんぞ」
「先生、あの国は失業者アレルギーですからね。心配することはありません」

アメリカ政府はエヴァ参号機を日本に売却すると返事をしてきた。
しかし、それは法外な値段だった。
ネルフだけで負担するのは重すぎる金額だ。

「パイロットの選定とコアは俺がやっておく。碇は予算について上の連中と交渉してくれ」
「わかりました。先生、後はお願いします」

ゲンドウが日本政府と国連との交渉のためネルフを出発すると、コウゾウはリツコに耳打ちする。

「初号機と弐号機にダミープラグを搭載したまえ」
「ですが、完成度は低く実用には耐えません」
「それでいい、エヴァが動けばいい」
「しかし、司令の許可を取らないと……」
「碇は私に全てを委任して行ったのだ。……その意味はわかるな」
「はい、命令に従います」

リツコはコウゾウに頭を下げた。

 

<第三新東京市中央病院 012号室>

この病室には使徒戦に巻き込まれて重傷を負った少女、鈴原ナツミが入院していた。
ナツミの怪我は完治の判断が難しいということで、経過を見るため長い入院生活が続いていた。
トウジも欠かさず見舞いに訪れていた。
病院が寝静まった深夜。
その病室にこっそりと入るリツコとネルフ諜報員たちの姿があった。
リツコはぐっすりと眠っているナツミを見て安心すると、諜報員たちに合図をした。

「使徒に勝つためには新しいエヴァが必要なの……仕方が無いのよ……ごめんなさい」

諜報員たちがナツミをベッドから運び出そうとした時、ペンライトの光がリツコの顔を照らした。
リツコがペンライトを持っている人物を確かめようと振り向くと、ミサトが立っていた。

「リツコ、バカな事は止めなさい」
「ミサト……」

ミサトが退出の合図を出すと、諜報員たちは戸惑いながらも静かに部屋を出た。
ゲンドウの命令とミサトの命令、どちらに従うか少しの間悩んだようだったがミサトの方が勝ったようだ。
ミサトとリツコもナツミを起こさないようにひっそりと部屋を出た。
ミサトは泣きだしたリツコを抱えて、裏口に止めてあるネルフのワゴン車まで運んで行った。

「ミサト、止めてくれてありがとう」

車の助手席に座らされたリツコは呼吸を落ち着けて、やっとしゃべることができた。
諜報員たちはいつの間にか四散していた。
任務失敗と報告に行くのだろう。

「リツコが自分であたしの所に密告したんでしょう?」
「やっぱり命令とはいえ、無関係の子を誘拐するなんてできない……」
「リツコ、やっぱりあんたに悪人は無理よ。突っ張るのは髪の毛を染めるぐらいにしておきなさいよ」
「ミサトのような友だちがいて、助かったわ」

泣きやんだリツコのほおをハンカチで優しくふいて、ミサトはリツコの肩に手を掛ける。

「そんな無茶な命令、撤回してもらいましょう。副司令に直訴に行くのよ」

ミサトとリツコがコウゾウの所に行くと、コウゾウはほっとしたような顔で話しかけて来た。

「赤木君、葛城君。コアがたった今確保されたよ」
「何ですって!?」

驚くミサトとリツコに女子高生の写真が貼られた書類が手渡される。
名前は洞木コダマ。
ミサトには震える手で書類をめくると、フォースチルドレン、洞木ヒカリと記されていた。

「どうして、この子なんです!」

ミサトは自分の教え子がエヴァのパイロットに選ばれる可能性は100%だと言う事は覚悟していたが、特に親しかったヒカリが選ばれたことにショックを受けて叫んだ。
コウゾウはそんなミサトを手で制して説明を続ける。

「先の使徒戦で、戦略自衛隊の新型戦車に挽かれて重体だったが、手術の甲斐も無く助かる見込みはないと宣告したそうだ。ネルフの技術で命だけは助けられると提案したら、彼女の方からエヴァに乗ることを承諾してくれたよ」
「何が起こったのです、副司令!?」

リツコもその話は全く聞いていなかったようで、言葉の出ないミサトに代わって聞き返した。

「アサヒ少佐の独断専行で、猛スピードで向かっていたため、転んで道路にうずくまっていた彼女を避難させる前に通過したらしい、気の毒な話だ」
「副司令、フォースチルドレンはエヴァに乗る危険性などをわかったうえで承知したのですか?」

リツコの言葉にコウゾウは気まずそうに視線をそらし、リツコとミサトに背を向けたまま話を始めた。

「まあ……パイロットが反抗しないように説得は担任である加持特佐に一任する。素人のシンジ君でもあれだけ戦えたのだ、問題はなかろう」

ミサトは言葉を発することができないほど怒りに震えていた。
コウゾウは用件だけ伝えると、リツコに任せてそそくさと退散してしまった。
リツコはミサトの怒りが静まるまで、振るえるミサトの肩をそっと抱きしめていた。

「どうして、そんな命令を下せるの……」

ミサトはやっと言葉を絞り出した。
今回の事件に関わった諜報部員たちは現場でミサトの命令に従ってくれたが、理不尽な命令が下される現状に苛立っていた。

 

<ネルフ本部 ジオフロント 空中庭園>

リツコがネルフ本部に帰還してコウゾウから報告を聞いたとき、すでに作業は後戻りできない段階まで進んでいた。
リツコは犠牲を無駄にしないため、コアの確実性を高める作業に集中するしかなかった。
一方、ヒカリの説得をコウゾウに丸投げされたミサトは思案した結果、チルドレンたちに一連の事情を話してしまおうと考えた。
身勝手な大人の命令は許されることではないけれど、信頼し合っている子供たちならきっと乗り越えてくれる、そう思った。
戦略自衛隊病院からネルフに連行される形で連れてこられたヒカリだが、ミサトの計らいで妹のノゾミ、トウジとケンスケ、シンジ、アスカ、レイ、そして退院することができたトウジの妹ナツミが同行することが許された。
本来は無関係の者をネルフ本部に入れることは禁止されているが、コウゾウも良心がとがめるのか許可を出した。
人工とは言え生い茂る緑の自然、晴れ渡った青空が美しい空中庭園。
しかしその風景とは正反対に休憩所のベンチに腰掛けた皆の表情は暗かった。
ミサトも憔悴しきったヒカリと彼女の妹のノゾミになんと声を掛ければいいのか分からず、黙り込んでいてしまった。

「……何でヒカリがエヴァのパイロットになるのよ」

口を開いたのはアスカだった。
問いかけられたミサトはどんな大義名分を並べても、結局は言い訳に過ぎない。
答えが見つからずミサトは謝る事しかできなかった。

「……ごめんなさい」
「何よ、ただ謝る事しかできないの!? 他の大人みたいに醜い言い訳の一つでもしてみなさいよ……」

アスカもミサトを責めてどうになるでもないということはわかっている。
語尾は弱々しかった。

「いいの、アスカ!」

それまで黙っていたヒカリが顔をあげる。驚いた皆の視線が集中する。
ヒカリは感情が抑えきれないのか、立ち上がって拳を握りしめている。

「お姉ちゃんは使徒のせいで大怪我をしちゃったんでしょう!」
「元はと言えばそうなんだけど……」

やはり戦略自衛隊もネルフも事実を隠しているのか。
直接の証人であるアサヒ少佐の部隊は全滅をしているし、目撃者も多分証言を拒否すると踏んでいるのだろう。
ここで事実をヒカリに告げても怒りの矛先が変わるだけだ。
さらに直接的に戦略自衛隊に手を出してしまう危険性もあると考えたミサトは嘘を突き通すことにした。
戦自の過失の追及は使徒戦が終わった後に訴えてやるとミサトは決意した。

「私がお姉ちゃんの仇を取る、いいえ、そうできなくてもお姉ちゃんの受けた痛みの数分の一でも使徒に喰らわせてやる!」

突然暴れ出したヒカリをアスカやトウジたちが抑えつける。
穏やかな地味なヒカリが般若のような表情を浮かべるのをミサトは辛そうな目で眺める事しかできなかった。

「お姉ちゃん、いつものお姉ちゃんじゃないよ……怖いよ」

ヒカリの妹、ノゾミがそんなヒカリの姿を見て泣き出してしまった。
トウジの妹ナツミがそんなノゾミの側に駆け寄る。
ミサトは止めなければと思い、優しくヒカリの手を握って話し始めた。

「ヒカリちゃん、あなたは復讐をするため、自分のためにエヴァに乗ると言うならネルフの誰が命令しようと私は乗せたりしないわ」

ヒカリはその言葉に目を覚ましたのか、気まずそうにうつむいてしまった。
ミサトはヒカリが落ち着いたことに安心して、刺激しないように優しい口調で話を続けた。

「アスカたちは自分の大切なものを守るために、絆に支えられてエヴァに乗っているの」
「絆……ですか……」
「戦いは一人でできるものじゃないの。もちろん、守ってくれる同僚のエヴァのパイロット。エヴァの整備をしてくれるスタッフ。ひいてはあなたのご飯を作ってくれる人の協力が無いとエヴァで戦う事はできないの」
「私……そんな大変な事だとは思いませんでした」

ヒカリに自分の言いたいことが伝わってくれたと思ったミサトは満足げに握っていた手を離した。
これでいい。エヴァに乗るかどうかは彼女自身に決めさせよう。
乗ると言っても決して怒りに駆られての事ではないだろう。
ミサトはアスカの独断専行を思い出して、互いを大切に思う事を強く教えようと思った。

「もし一緒に戦う事になったら僕も委員長をサポートするよ。ねえ、アスカ、綾波」
「エヴァも四機になるからそんなにヒカリの出番はないかもしれないけどね」

ミサトは明るく振る舞うシンジを見て思わず顔を手で覆ってしまった。
いつかは言うべきだったのだが、何と間の悪い事か。

「それなんだけどね、シンジ君はしばらくパイロットの任務から外れてもらうことになるの」
「どういうことですか?」

アスカとレイも驚いた様子でミサトを目を剥いて見つめる。

「シンジ君のシンクロ率が最近落ちているから……このままだと戦闘中に動かせなくなる可能性が出て来るから、あたしとリツコで判断したのよ」
「やっぱり、そうなんですか……理由はわかっていますけど。そんな日が来るんじゃないかと思っていました」

シンジはそう言うと辛そうな顔をして走り去って行ってしまった。
アスカとレイも追いかけようとしたが、ヒカリの様子も気になって離れるに離れられない。
しかしアスカとレイが励ましても逆効果になるかもしれないので、ミサトは二人を制止した。

「碇君がエヴァに乗らなくなったら、アスカと綾波さん二人だけで使徒と戦うことになるんですか?」

ヒカリの質問にミサトは困った表情を浮かべるしかなかった。
同情を引いてエヴァに乗せようとは思われたくなかった。

「私、碇君の代わりになれる自身は無いけど……やります!」

そう言うヒカリの目には強い決意が宿っていた。

「委員長、ホンマにええんか? 女子が戦ってケガをするなんて、ワイには耐えられへんで」
「ううん、いいの。今まで碇君たちに私たちは守ってもらっていたんだから、そのお礼よ」

ヒカリはトウジの顔を見て顔を赤らめる。

「それに私にも守りたい人がいるから。……ね、ねえ鈴原。私を委員長じゃなくてヒカリって呼んでくれないかな? そうすれば私もっと頑張れる気がするんだ……」
「へ? なんでそないなこと……」

トウジは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。

「全く鈍感ね鈴原は。好きな相手に名前で呼んで欲しいのが女の子ってものよ」
「さらに鈍感な鈴原君。すでにエヴァに乗って戦っている女の子は二人もいるのよ」

アスカとレイに鈍感呼ばわりされたトウジは赤い顔をしてヒカリの方に向きあう。

「今までケンカばかりして悪かったな。これからは仲良くしようや……ヒカリ」
「私も今までキツイ言い方をしてごめんね……トウジ」

こうしてヒカリは正式にフォースチルドレンとなった。
ヒカリの妹ノゾミの面倒はトウジの家族が引き受けることになる。
ナツミも新しい姉妹ができたようで嬉しそうだった。

 

<ネルフ本部 ジオフロント スイカ畑>

空中庭園の休憩所から目をつぶったまま全力疾走していたシンジが疲れて動きを止めて目を開くと、周り一面がスイカ畑だった。
どうやら空中庭園に併設されているスイカ畑のようだった。
シンジが途方に暮れて立っていると、ゆっくりと向こうから加持リョウジが歩いて来ていた。

「スイカ泥棒かと思ったら、シンジ君だったか」
「ジオフロントでおいしいスイカなんて作れるんですか?」

シンジは広大なスイカ畑を見てリョウジに尋ねた。

「いや、やっぱり人工の自然じゃ本物にはかなわない。やっぱり生きる者には太陽が必要なんだろうな……」

リョウジはそう言って、目を細めた。

「それにしても珍しいな、シンジ君は今日はアスカもレイも側に居なくて一人なのかい? これからお茶でも一緒にどうだい」
「……僕、男ですよ」
「お茶と言えばナンパだと言う考えか。君ってば意外に古風なんだな」

リョウジはシンジの言葉に笑った。
シンジはリョウジに連れられて第三新東京市の一角にある古びた喫茶店に連れられた。

「シンジ君、やっぱり悩んでいるんだろう? 母親に心を開けない事が」
「ええ、エヴァで母さんが生きているってことをアスカから聞いて母さんに心の中で文句ばかり言っていました」
「シンジ君はユイさんの事が嫌いなのかい?」
「僕の事を家政婦さんにまかせっきりで研究に没頭していた母さんが嫌いでした。たまに帰ってきて優しくしてくれたと思うと、すぐに研究所にもどってしまう。僕は側に居てくれる普通の母親が欲しかったです」
「そうか。シンジ君はユイさんにもっと甘えたいんだな」
「この歳になって恥ずかしいですけど……そうかもしれません。アスカは自分の母親と話せたのに僕は話せない。焦るばかりでシンクロ率もドンドン落ち込んで……これじゃあダメな人間ですよね、僕は」

顔を伏せたシンジの頭をリョウジが優しくなでる。
母親が子供にしてあげるように優しくなで続けた。
シンジはしばらく為すがままになっていたあと、顔をあげてリョウジに微笑みかけた。

「……ありがとうございます、リョウジさん。でもやっぱり男の人の手って堅いですね」
「やっぱり母親の代わりはできないか。シンジ君はアスカに自分の弱さを見せたりはしないのかい?」
「いえ、アスカは僕に優しくしてくれています。でも、これ以上弱いところを見せて心配させるわけにはいかないから」
「へえ、前時代的なんだなシンジ君は。……まあ、そのうちユイさんにもいたたまれない事情があったって事がシンジ君にもわかるさ。これを機会に、今までエヴァにかかりきりでできなかった事をやってみると良い」
「例えば……どんなことですか?」
「シンジ君は剣道は学校の授業でやった事があるかい?」
「いえ、やった事無いです」
「学校ではやらないのか……軍では必修だったけどな」

リョウジはシンジに気落ちした生活を送らせないために剣道などの格闘技を習わせることにした。
これが後の戦いにおいて役に立つことになる。

 

<ネルフ リツコの研究室>

ヒカリの起動試験の日程も決まった後、アスカがリツコとミサトに話があると言うことで三人はリツコの研究室に集まっていた。

「アスカ、話とは何かしら?」
「えっとさ、アタシはもうエヴァとのシンクロに問題は無いと思うから、シンクロテストの時間を他に使ってもっとみんなの役に立てることがしたいの」
「どういうこと?」
「ミサトが前にアタシに言ってくれたでしょう? 技術部と作戦部でも役に立てるって」

ミサトは頭を書きながら困ったような顔をしている。
リツコは少し呆れた顔でミサトを軽くにらんだ。

「そこでちょっとアタシも考えてみたの、まだ企画段階なんだけどね」

ミサトとリツコはアスカの差し出した二枚の紙を見て驚きの声をあげる。

「トライアングル・アタック?」
「マゴロク・E・ソードにポジトロンスナイパーライフル……」

リツコはそのうちの一か所を指差してアスカに質問する。

「このマゴロク・E・ソードっていうのは……」
「ああ、それはアタシのお祖父さん、惣流マゴロクから名前をもらったの」

アスカの祖父は東洋の武術に長けた格闘家で名前を惣流マゴロクという。
なのでアスカは使徒イスラフェル戦の時に見せたように空手や剣道もそれなりに得意なのだ。

「でも、これって初号機用の武器ね。シンジ君は今はエヴァに乗れないと思うのだけれど」

リツコの言葉にアスカは穏やかに首を振って否定する。

「アタシは信じている。シンジはきっとまたエヴァに乗れるようになるって。ミサトもリツコもそう思うでしょう?」
「ええ、そうね」
「私もそう思うわ」

こうしてアスカのアイディアは採用されて、ネルフ技術部とネルフ作戦部は新兵器の開発に取り掛かるのだった。



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