チルドレンのためのエヴァンゲリオン 〜いつか、心、開いて〜
後書き 


私がこの作品を書きたいと思った動機は、TVアニメ版エヴァで苛立っているアスカがバスルームで暴れているのを知りながら、ミサトが何もしない事でした。
ミサトは辛い過去を抱えていて、加持リョウジの事もあったので、どうアスカに接していいのか解らなかったのでしょう。
別に私はミサトを嫌っているわけではないのですが、この時ミサトが家族としてアスカを上手く慰めて上げて居れば葛城家崩壊は防げたのではないかと感じました。
そこで私は、娘を持った経験のあるミサト像を考えました。
さらに教師経験を加えて、セカンドインパクトの原因を掘り下げて使徒の力をもったスーパーなミサトの誕生です。
本編以前のミサトの軌跡も書いてみたかったのですが、独立編としてやるとLASでも無く救いの無い話になってしまうので、作品中で過去の回想と言う方法を取りました。
書き始めた当初は、ゲンドウが悪役と考えていました。
しかし、書いているうちに冬月さん、ユイさん、キール議長と悪役の対象が移って行き、最後にはミサトは全ての人物の悪行を許してしまいます。
最後には根っからの悪人は誰も居なかったんだ、となってしまう不思議な話です(汗)
短編も追加して書いて行きたいと思ったのですが現在掲載中の連載もある事ですし、完結させる事も必要なのでしょうね。

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