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東北・7月の倒産 40%減の27件 減少19ヵ月連続

 東京商工リサーチ東北支社がまとめた企業倒産状況(負債額1000万円以上)によると、東北の7月の倒産件数は27件で前年同月を18件、40.0%下回った。減少は19カ月連続で、7月としては1967年の統計開始以降、3番目の少なさだった。
 負債総額は71.2%減の43億5900万円となり、2カ月連続で前年を下回った。10億円以上の大型倒産がなく、低水準に落ち着いた。
 県別の状況は表の通り。業種別は製造業が7件で最も多く、次いで建設業6件、サービス業5件など。原因別は販売不振21件、赤字累積3件、運転資金の欠乏2件などの順だった。東日本大震災関連は4件だった。
 負債額別は1億円以上5億円未満が12件で最も多く、次いで1000万円以上5000万円未満10件、5000万円以上1億円未満4件など。
 東京商工リサーチ東北支社は「被災企業への資金支援が奏功し、倒産急増の懸念は回避できている。ただ零細企業ほど業績は厳しくなっており、倒産は今後、緩やかに増加に向かうとみられる」と分析している。


2012年08月08日水曜日


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