「森をみて木をみず」という言葉があります。
当院を例えるならば、「森の木、草、動物、しずくをみ、音をきき、香をかぐ」でしょうか。
分子整合栄養医学のアプローチは、ヒトの生理を分子レベルで考える医学です。病気の方を治すのは医者では決してありません。病気は患者様ご自身の治癒力で治してもらうのであり、医者はそのお手伝いをするのが仕事です。(ちょっと生意気な言い方かもしれませんが)
「臭いものにふたをする医療」この対症療法的なアプローチは、「古典的医療」と呼ばれています。
それは現在の医療の主流です。
しかし近年の医療の進歩により、肉体、病気のメカニズムが分子レベルで解明されてきたため、「臭いものはもとを断つ医療」補完医療に移行しつつあります。当院で行っているアプローチは、今でこそ保険適応がありませんが、根本的な治療につながる為、5年、10年後には有用性と経済性が認められ、治療の主流となりうるものです。
Functional Medicine(機能性医学)の時代
先人の努力によって、肉体と疾病のメカニズムが解明されつつある現在、最新の知見に基づき、根源的な疾病治療、疾病予防と健康増進をはかる医療をFunctional Medicineとよばれるようになりました。
当院の分子整合栄養医学に基づいたFunctional Medicine(機能性医学)のメニューの多くは、残念ながら保険適応がありませんが、健康と疾病における根本原因の解決につながり、結果としてコストセービングと、なにより、みなさまの大きな満足につながると確信しています。
トータルアンチエイジング
上原クリニック院長
斎藤糧三
日本医科大学産婦人科学教室時代からトータルなアンチエイジング医療をこころざす。
父の産婦人科医院をサポートしながら、美容クリニックで美容皮膚科治療に携わる。
国内外のアンチエイジング学会や栄養療法のワークショップに参加。
平成18年6月に代々木上原に総合的なアンチエイジング医療を提供する「トータルアンチエイジング・上原クリニック」を開設する。
父は、自立神経調整療法のパイオニアで更年期障害女性へのテストステロン使用などで実績のある斎藤信彦(医学博士)。
日本臨床抗老化医学会認定医
日本産婦人科学会認定医
日本抗加齢学会会員
米国抗加齢医学会会員
米国先端医療学会会員
Institute of Functional Medicine会員
Cenegenics Japan パートナー医師
「データ上は異常ありませんね…。」
体調不良で病院に行き、血液検査をし、散々待たされたあげくの担当医師から発せられたこの言葉。「とにかくこの不調をどうにかしろよ!」と憤りを覚えたご経験、お持ちの方もいらっしゃると思います。
上原クリニックは、「機能性医学」という新しいアプローチで、患者様のあらゆる訴えに最善のソリューションをご提供します。
「機能性医学」は、2つのノーベル賞を受賞した化学者、ライナス・ポーリング博士が提唱した「疾病は分子レベルで起こる」という考えを基にはじまった「分子整合医学」をベースにしています。
医療費が高い米国で提唱され、これまでの古典的医療にありがちな漫然とした対処療法でなく、最短かつ最小限の投資で生体が本来持つ能力を最大限に引き出すことにより、「老化や疾病に根本から立ち向かう医学」として、貧富を問わず受け入れられています。
健康状態を規定するための因子は「遺伝的要素」と「環境的要素」の2つがあります。「遺伝的要素」は、両親から受け継いだ“個性”であるため終生変化しませんが、「環境的要素」は食べ物などの生活環境などでコントロールが可能です。よって、遺伝子の変更をせずに最大の健康を得るためには、この「環境的要素」の最適化が必要です。
さらに、代謝のキャラクターは(大酒漢の人と下戸の人がいるように)個々が持つ遺伝子のデザインによって十人十色で、同条件での代謝達成に必要な栄養素が、人によっては約20倍以上必要な場合があるといわれています。
栄養素には「所要量」「至適量」と、治療を目的とした「薬効量」の3つの投与量があり、日本のサプリメントの多くは、「死なないため、病気にならない」ための「所要量」を基本に製造されています。残念ながらそれらは、我々の多様な代謝のバリエーションを網羅する処方量にはなっていないのです。
上原クリニックではまずはじめに、最適な代謝が達成されているかを把握するための血液検査を行います。判断基準は検査項目にある「検査参考値」でなく「至適値」という栄養学的な目標値をもとにし、潜在的な栄養欠乏があればそれを最適化します。こうして、遺伝子にデザインされたその年齢のベストパフォーマンスな身体を獲得することが出来ます。
さらに必要であれば、体内ミネラル最適化の一環として、デトックスや抗動脈硬化キレーション療法も行います。(大変効果がある治療ですが、必須ミネラルも同時に排出されますので、治療豊富な医師が常に至適値を判断しながら治療を行います。)
「顔のシミやシワが気になる」「男性更年期で活力がない」など、文字通りの若返りをご希望される方は、栄養の最適化を基礎に美容皮膚科治療やホルモン補充を行い、トータルなアンチエイジングをご提供します。この「トータルアンチエイジングプログラム」はQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上のみならず、加齢に伴って発生してくる疾病に対する最大の予防にもなるのです。
日本で先駆けて導入したαリポ酸の点滴などは、体感しやすく、世代を選ばず大変喜んでいただけるアンチエイジング治療です。
みなさまのライフスタイルに合ったアンチエイジングプログラムが必ずあります。お気軽にご相談ください。
トータルアンチエイジング上原クリニック院長 斎藤糧三