韓国インターネット通販大手のロッテドットコムが、定価のが下がった服や靴をあたかも大幅に割引したかのように装って販売し、公正取引委員会に摘発された。公取委は6日、割引率を虚偽表示した同社に対し、是正命令とともに過料500万ウォン(約35万円)の納付を命じたと発表した。
公取委によると、ロッテドットコムは2010年8月にダウンパーカーを販売。この商品は発売時の定価が19万8000ウォン(約1万4000円)だったが、半月もたたないうちに11万5000ウォン(約8000円)に下がった。だが、ロッテドットコムは19万8000ウォンを定価と表示して11万5000ウォンで販売し、42%割引したかのように見せ掛けた。
ロッテドットコムはまた、定価が30万9000ウォン(約2万1000円)から15万9000ウォン(約1万1000円)に下がった婦人靴についても、定価を30万9000ウォンと表示し、49%割引したかのように見せ掛けて販売した。同社がこうした手口で得た売り上げは、ダウンパーカーが2150万5000ウォン(約150万円)、婦人靴が492万9000ウォン(約34万円)だった。