Windows 7では「ディスクの管理」画面から明示的に拡張パーティションを作成することができなくなってしまった。
個人的にはデータ保存用途のディスクの場合、全体を1つの拡張パーティションとして確保してきたので、勝手にプライマリパーティションになってしまうのはちょっと困る(実害はないが)。
しかし、標準でインストールされているコマンドラインツールのdiskpartを使えば、明示的に拡張パーティションを作成することができる。
コマンド プロンプトで「diskpart」と入力すると、新しいウィンドウが立ち上がるので、そこで以下のように実行する。
※以下は、新品のディスク4(1.5TB)全体を拡張パーティションとして、中に1つの論理パーティションを作成するサンプル。
Microsoft DiskPart バージョン 6.1.7600
Copyright (C) 1999-2008 Microsoft Corporation.
コンピューター: RAP55P1
DISKPART> list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 59 GB 4096 KB
ディスク 1 オンライン 465 GB 1024 KB
ディスク 2 オンライン 1397 GB 7168 KB
ディスク 3 オンライン 1397 GB 7168 KB
ディスク 4 オンライン 1397 GB 1397 GB
DISKPART> select disk=4
ディスク 4 が選択されました。
DISKPART> list partition
このディスクには表示するパーティションがありません。
DISKPART> create partition extended
DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。
DISKPART> create partition logical
DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。
DISKPART> exit
なお、ディスクのフォーマットやドライブレターの付与はこれまで通りディスクの管理画面にて実行する。
ちなみに上記手順でディスク全体を拡張パーティションにした場合と、Windows XPのディスクの管理画面でやった場合では、サイズが微妙に違っていたのが気持ち悪い。Windows 7の手順の方がちょっとだけ大きくなる。
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