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“いじめ”で警察に捜査要請 新潟
8月7日 19時9分

新潟県長岡市の男子高校生が、中学時代に同級生から受けた暴行がいじめだったとして、7日、警察に捜査を求め、実態の解明を訴えました。

警察に捜査を求めたのは、長岡市の高校に通う16歳の男子生徒と母親です。
2人によりますと、生徒は長岡市の中学校に入学したときから、同級生から集団で暴行や嫌がらせなどのいじめを受けるようになり、3年前の10月には鼻の骨を折る大けがをしたということです。
その後、学校に通えなくなり、中学2年生だったおととし9月には、いじめに悩んで自宅で自殺未遂をするまでに追い込まれたということです。
当時、母親からの訴えを受けて、長岡市の教育委員会が調査した結果、「トラブルがあったものの、いじめがあったとは結論づけることはできない」としていました。
母親は、大津市で中学2年の男子生徒が自殺するなど、いじめを巡る問題が相次ぐなか、「いじめを受ける子どもの気持ちになって捜査してほしい」と、警察に実態の解明を求めています。
当時、警察も捜査をしていていじめは確認できなかったということですが、7日の訴えを受けて、当時の捜査が十分だったかどうかも含め対応を検討したいとしています。
「全国いじめ被害者の会」の大沢秀明理事長は「いじめが放置されることはあってはならない。注意深く捜査するようお願いしたい」と話しています。
一方、長岡市教育委員会は「情報がないのでコメントは差し控えたい」と話しています。

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