阪神　また東京ドームで勝てず

　どうしても勝てない。阪神は今季、東京ドーム７試合目も引き分けて、５敗２分け。連敗は止められず、対巨人の連敗も６で続いている。

　和田監督は「チャンスは散々つくったけど、あと１本がでないというところで、桧山が勝負強さを見せてくれた。前半で先に点を取っておかなければいけないゲームだったけど、こういうゲームをきっかけにしたいし、逆にしないといけない」と振り返った。

　前半は拙攻の連続だった。４、５回はともに２死ながら満塁と攻め立てても、あと１本が出ず５回までに１０個の残塁を記録した。６回にはメッセンジャーが我慢できずに先制を許し、８回には１死三塁で代打・関本が空振りの三振。重いムードに包まれる中、代打・桧山が山口から中前打を放ち、何とか同点に追いついた。最後は藤川を今季初めて２イニング投入し防戦。和田監督としては、引き分けに持ち込んだ点を評価した。

　だが、連敗が止まっていないのは事実。「東京ドームで１つも勝っていないし、こっちのファンにも多くの勝ちゲームを見せたい」。ロードに出て、いまだ勝ちなし。チーム、ファンのフラストレーションは溜まるばかりだ。　（中山隆志）