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“休眠口座”活用で検討会議
8月7日 17時49分

政府は、金融機関に10年以上預けられたまま1度も取り引きがない預貯金、いわゆる「休眠口座」をどのような分野で有効活用するかを検討する有識者会議の初会合を開き、ことしの秋ごろをめどに提言をまとめることになりました。

政府は、いわゆる休眠口座について「国内で眠っている貴重な資金だ」として、平成26年度中に体制を整備して有効活用する方針で、休眠口座の資金を活用する分野や、口座を一元的に管理する機関の業務内容などの検討を進めています。
7日は、資金を活用する具体的な分野を検討する有識者会議の初会合が開かれ、古川国家戦略担当大臣は、「日本では、資金が必要なところに回らず、十分に活用されていない状況がある。休眠口座はその象徴であり、成長マネーとして最大限、活用したい」と述べました。
このあと出席者から、「震災復興に向けて、東北地方の地場産業の事業再開に活用すべきだ」とか、「子どもたちの大学進学を支援するための貸付金として活用できないか」といった意見が出されました。
一方、「もともと預金者が預けたお金であり、使い道を決定する際は透明性の確保が大事だ」という指摘も出されました。
そして有識者会議では、資金を活用する具体的な分野について、ことしの秋ごろをめどに提言をまとめることになりました。

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