はじめに
本屋に行くと、新刊や店員さんおすすめの本など沢山のバラエティに富んだ本が置いてあります。しかし、「面白そう!」と早速買ってきたものの、仕事などで読書の時間が取れず読むのは後回しに…結局何カ月と読まないまま本棚に放置…そんな経験はありませんか?
「忙しくて本を読む時間がない」からこそ、読書スピードを上げて読書量を増やしたいところ。そこで今回は、よく本を読むのが早いと言われる筆者の「読書スピードを上げる方法」についてご紹介します。
大事なのは「本選び」
本を読む速度を上げるには、自分に合った本選びも大切です。
最初から難解な本に挑戦していては、すぐに挫折してしまいます。「読書のスピードを上げる」ことを念頭に、「自分が楽しんで最後まで読める」ことを最も重要な課題にしてください。
最初の1ページをめくった瞬間ピンと来たものや装丁が気に入ったものなど、なんでもOKです。今話題の本を読むことも大事ですが、まずは自分が読んでいてワクワクするような本選びを心がけましょう。
読書スピードを上げる方法
STEP1:目次や帯に目を通す
まずは目次に目を通すことで、本の大まかな流れをつかみます。帯に推薦文やキャッチコピーが書かれているなら、それも読みます。
帯には、その本の濃縮還元と言っても過言ではないエッセンスがぎゅっと詰まっています。それを読むことで大体のイメージを理解できます。
STEP2:「ちょっと早すぎるかな?」くらいの速度で一気に読み進める
本を開いたら、普段の本を読む速度のおよそ倍くらいの速さで文章を目で追うようにしましょう。
ひょっとすると、最初のうちは内容や意味を把握できないかもしれません。すべての文章を拾いきれずに読み飛ばしてしまうかもしれません。それでも無理矢理読み進めているうちに、段々と慣れてきます。荒療治に感じるかもしれませんが、筆者はこれが結構脳に効くような気がします。
読み始めたら一気に読み終えるようにしてください。内容を忘れてしまわないためというのもありますが、何より「勢い」を止めてしまってはもったいないからです。再びエンジンがかかるまでには、また時間が必要になってしまいます。
STEP3:2~3回、読みなおす
いつもの倍の速度で本を読み終えると、最初のうちは細かいところが理解できず、戸惑うかもしれません。例えば、小説なら、途中の登場人物の心情に浸っている暇はないですし、読み飛ばしたところがあるかもしれません。
そこで、一度読み終えたら再び読みなおすようにしましょう。
本以外でも、映画やドラマで「もう一度見直したら新たな発見があった!」という経験がある人もいると思います。読書の場合、一度読んだことでだいたいの内容を把握できている分、回数を重ねるごとに読書のスピードは上がっていきます。2度目からは最初から全て読まず、必要な箇所だけでも構わないわけです。無理に一度でその本の全てを理解しようとしないでください。
そういった意味で、1度目の読書はその本を鳥瞰するような気持ちで挑むと良いかもしれません。何度も読んでもらえたほうが、本もきっと嬉しいですよ。
実用書の場合
章ごとに自分の中で内容を逡巡し、理解度を確認
小説ではなく実用書ならば章ごとに読書を一旦STOPさせ、自分が理解できているか確認するのもいいかもしれません。
頭の中で思い起こすだけでも構いませんし、余裕があれば、内容をメモに端的に書いてみましょう。これで、途中で読書が中断しても安心です。
ペンで線を引きながら読書
本に書き込みをするのをいとわないなら、自分が重要だと思ったところや共感したところに線を引きながら読書してみてください。
ますますスピードがUPすると思います。
おわりに
以上が、筆者が実践して読書スピードが上がった方法でした。あくまで自己流の読書法ですが、皆さんの読書ライフに少しでも役立てば幸いです。
(Photo by http://www.ashinari.com/2012/03/18-359626.php)
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