最終更新: 2012/08/08 01:49

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鳩山グループ、不信任めぐり「野田内閣を信任しにくい」という声

野田政権に迫る大きな危機。不信任や問責決議案をめぐる駆け引きが、激しさを増している。
解散の確約を求める自民党の動きが、鍵を握っている。
7日午前9時20分ごろ、報道陣が待ち構える中、自民党の役員会に向かう谷垣総裁。
石原幹事長は、フラッシュの光を持っていた紙で遮った。
この注目度の高さに、役員会の出席議員からは、「何か、与党に戻ったみたい」という声も飛び出した。
自民党が、野田首相に突きつけた解散・総選挙の確約をめぐって、国会が大揺れとなっている。
自民党は、7日の役員会で、消費税増税法案の参議院での採決を8日に行うとした民主党の提案を容認することを決定した。
しかし賛否について、石原幹事長は「何もなければ賛成しますけど、その前に何かあれば、賛成できない事態があると、この事態を乗り越えるには、野田首相の決断しか残されていない」と述べた。
採決の前に、みんなの党や国民の生活が第一などが、内閣不信任決議案などを提出すれば、自民党も、独自に不信任案や問責決議案を出す考えをあらためて表明した。
そうなれば、民自公による3党合意は事実上、瓦解(がかい)し、法案は廃案に追い込まれる可能性もある。
自民党が解散の確約を求めていることについて、街の人は、「いつもそうだからね。自分たちのことしか考えていないってことなんだよね、政治家連中は」、「自民党は言うだろうなって感じですね。良い悪いはあれですけど」、「意地の張り合いというのが、もしあるなら、それは素直に折り合いをつけてほしい」などと話している。
また、対決路線には慎重な姿勢を示している公明党の山口代表は7日、「政局を優先する理由はない。政局のための道具として、このような法律が利用されるということは、あってはならない」と述べ、自民党に自重を求めた。
自民党が求める解散の確約について、今のところ、応じる気配を見せていない野田首相。
玄葉外相は「3党合意を破棄することは、政局政治の自殺行為」、安住財務相は「政局より政策。党利党略より、国家的大局」と、それぞれ述べている。
午後、野田首相は、官邸で輿石幹事長と会談した。
しかし、輿石幹事長は記者の質問に、会談内容について何も語らなかった。
もし、自民党が提出した内閣不信任決議案に、公明党を含む全ての野党が賛成した場合、民主党から15人以上が造反し賛成すれば、決議案は可決される。
その鍵を握る鳩山グループ。
鳩山元首相は「刻々と変化している状況を、冷静に把握をして、その中で分析しながら、行動を決めていくのが大事だと」と述べた。
7日の会合では、「野田内閣を信任しにくい」という声があった一方で、「自民党の思うつぼにはならない」という意見もあったという。

(08/07 17:50)


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