公開日:2005.11.17
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
大谷実業(株) | [兵庫] ゴルフ場経営 |
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民事再生開始申立 / 負債総額 約96億円
TSR企業コード:66−027064−1
大谷実業(株)(篠山市遠方119−1、登記上:西宮市苦楽園三番町15−30、設立昭和44年12月、資本金2億9200万円、岩城功社長、従業員77名)は11月15日、大阪地裁に民事再生手続開始を申し立て同日保全命令を受けた。申立代理人は西原和彦弁護士(専用電話06−6364−0025)ほか3名、監督委員には今泉純一弁護士(電話06−6365−1728)が選任されている。負債は約96億円。
大谷実業は「にしきカントリークラブ」(同所、昭和49年オープン、36ホール)と「広尾カントリークラブ」(篠山市奥原山広尾41、平成9年オープン、18ホール)のゴルフ場2カ所を経営するほか、篠山市遠方でホテル1棟と温泉施設も経営する。また、「にしきカントリークラブ」はプロゴルフの試合が行われる上級者向けコースとして知られ、一時は両コースで1000名超の会員を抱え、ピーク時の平成10年2月期には年商21億2000万円をあげていた。
しかし、近年は個人消費低迷の影響や同業との競争激化から業績が低迷、16年2月期は年商11億5200万円に減少、34億9690万円もの赤字を計上して債務超過に陥った。さらに、翌17年2月期は年商10億円にとどまり2300万円の赤字となったうえ、預託金の返還請求も相次いで来たこともあって民事再生による再建を選択した。
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