バナナ:果物消費量、日本一 秘密探る

2012年08月07日

緑色の状態で輸入されたバナナ(右)は、室で熟成され鮮やかな黄色いバナナ(左)へと変化する。ハンドの状態の大きなバナナは今でも一部地方で人気があるという=東京都大田区で
緑色の状態で輸入されたバナナ(右)は、室で熟成され鮮やかな黄色いバナナ(左)へと変化する。ハンドの状態の大きなバナナは今でも一部地方で人気があるという=東京都大田区で

 バナナは現在、4〜6本程度に切り分けてビニール包装した形で売られているのが一般的だが、かつてはハンドで流通し、店で量り売りされていた。昔懐かしい「バナナのたたき売り」もこれだ。現在のような個別包装が広まったのは、15年ほど前。今では全体の7割以上を占める。

 「子どもが減って核家族化も進んだ。『食べきれる本数だけ買いたい』という消費者心理に応えられるし、小売店の経費削減にもなるからね」。安田さんは時代の変遷を振り返る。

 1963年の輸入自由化以来、品質改良や時代のニーズに機敏に対応してきたバナナ。04年には果物消費量日本一になった。

     ◇

 「近年『熟し具合によってバナナの健康効果が異なる』という研究が、国内外で発表されています」

 こう話すのは、食品化学の専門家で、機能性食品の研究開発などに携わってきた首都大学東京名誉教授の東直樹さん(68)だ。

 市場に出回るバナナは熟し具合によって▽軸に青みの残る「青めバナナ」▽全体が色づいた「黄色バナナ」▽熟し切り斑点が浮いた「茶色バナナ」の3段階に分けられる。

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