仙台市の男子高校生、たばこの火を押しつけられるなどのいじめ
宮城・仙台市の男子高校生が、同級生から腕にたばこの火を20回以上押しつけられるなどのいじめを受けたとして、警察に被害届を提出した。警察はこれを受理し、傷害などの疑いで捜査を始めた。
被害届を提出したのは、仙台市内の高校に通う16歳の男子生徒とその両親。
被害届などによると、男子生徒は2011年11月ごろから、複数の同級生にいじめを受けるようになり、腕に、たばこの火を20カ所以上押しつけられたほか、殴るけるなどの暴行を受けて、7月から登校できなくなったという。
男子生徒の家族によると、学校側は「傷を見たほかの生徒が動揺する」として、6日付で退学処分とする方針を伝えてきたという。
男子生徒は「やっぱり許せないですね。(加害者は)真実を話してもらいたいです」と語った。
警察は、被害届を受理し、傷害容疑などで捜査を始めた。
学校側はこの件に関して、「生徒側の訴えを真摯(しんし)に受け止め、いじめの可能性を否定せずに、再検討する」などとしている。