『見知らぬ少女』

2006年、イギリス・ヨークシャー州の教会で、観光に訪れた男性によって撮影された映像。
建物の陰からのぞく、見知らぬ少女。
カメラが少女のいる方に移動すると・・・少女の姿は忽然と消え失せた!!
この少女の正体は未だ謎のままである。
『かなりヤバイ廃墟』
以前は温泉宿の客室として使用されていた廃屋。
遇然立ち寄った宿泊客がこの映像を撮影したのだが・・・
階段の方に行ってみると・・・出入り口の天井付近に人の顔が!!
この映像を撮った宿泊客は、後にこの部屋で首つり自殺をした女性がいたことを知らされた。
『モザイクの女』

2007年1月、その夜、部屋でネタ作りをしていたお笑い芸人のBBゴロー。
いつの間にか眠りに入ってしまった。
すると、突然見知らぬ和室に立っていたと言う。
そこには・・・正座をしているもう1人の自分がいた。
しかも、目の前の自分は「あー、あ、あー」と、一定のリズムでしゃべっていた。
その奇妙なリズムに引き込まれていったBBゴロー。
その時、正座をしている自分の隣に和服を着た女性が座っていることに気づいた。
しかも、女性の顔にはモザイクが掛かっていた。
さらに、「あー、あ、あー」という声が大きくなっていく。
すると、声に合わせるかのように女性のモザイクが消え始めた。
そして、もう1人の自分が「この後『ファー』って言ったら全ての意味がわかるよ」と言った。
そして夢の中で「ファー」と叫んだとき、女性の顔が見えたと言う。
そこで目が覚めた。
その日の夜、芸人仲間の飲み会に参加したものの、奇妙な夢を見たせいか体調がすぐれず、終電で帰ることになった。
電車がホームに入ってくるとき、これまで聞いたことのない警笛が聞こえてきた。
その時、彼の視界に入ってきた人影・・・線路に飛び込んだ女性こそ、夢で見た女性の顔だったのだ!!
『墓地の少女』

アメリカのとある墓地公園で、その映像は撮影された。
南北戦争での犠牲者が眠る、その墓地公園。
かつて殺人鬼によって、2人の少女が惨殺されたという記録も残されていた。
墓地を走る1人の少女。
だが突然その体が溶けたかのように空中に浮遊していったのである!
彼女はこの墓地で殺人鬼に殺害された少女の霊なのか・・・?
『頭数』
これはあるホラー映画の一場面。
このシーンは出演者の1人がカメラを持ち、前の2人を撮影するという形で進められていた。
スタッフは誰もいない。
だが・・・2人の俳優の後ろに、いるはずのないもう1人の人物が映っている!!
『ホームのすきま』

合コンの帰り道、新宿駅のホームでその映像は撮影された。
電車がホームに入ってきた直後・・・カメラが足元を写したその時、電車とホームのすきまに白い手が。
仮にホームと電車の間に入り込んだとしても、危険である上、向かいのホームにはたくさんの人と駅員がいる。
新宿のようなターミナル駅で、誰にも気付かれず忍び込むのは不可能である。
だとすれば、この白い手は一体なんなのか?
『記念写真』
小島よしおがが心霊スポットをめぐるロケをしていた時のこと。
出演者に次々と異変が起こった。
それでも、ロケがなんとか終わり、ロケバスで記念写真を撮ったところ。
小島の右手が異様に長く映っていたのだ。
『収納室』

2007年、アメリカのジョンさん一家はある恐ろしい体験をした。
寝る前にリビングの収納室のドアを閉めたはずなのに、朝起きるとなぜか開いていた。
そんなことが頻繁に起こっていたと言う。
ドロボウかもしれないと、深夜リビングにカメラを仕掛けた。
これは、その時の映像・・午前0時34分をまわった頃。
誰もいないのに勝手に収納室のドアが開いた。
翌日も同じ時間に勝手にドアが開いた。
そして、また次の日も・・同じ時間にドアが開いた。
収納室のドアは狭く、扉と棚のすきまは10cmほどで、人が隠れる場所などなかった。
では一体なぜ収納室のドアは開いたのか?
そこでジョンさんは再びリビングにカメラを仕掛けることにした。
今回はその正体を確かめるために、ジョンさん自身が午前0時34分にカメラを持って立ち会うことにした。
また、ドアが勝手に開いた。
撮影していたジョンさんがドアを閉めようとしたその時!
収納室の中に誰かがいる・・・!!
意を決してジョンさんは収納室のドアを開けた。
だが、そこには誰もいない。。
現在、この怪奇現象が起こった家には別の入居者が暮らしていると言う。
『位牌の写真』

お笑い芸人・国沢一誠(ヒカリゴケ)が18歳の頃。
それは引っ越しを終えて間もなくのこと、1人で部屋にいても誰かに見られているような気がしたと言う。
それでも最初は特に気にも止めていなかった。
しかし・・・住み始めてから1ヶ月ほど経ったある日。
突然テレビが消えた。そして女の子の笑い声が聞こえたと言う。
しかしその後、異変はなく、女の子の声のことなど忘れかけていた3ヶ月目のことだった。
寝ようと布団に入ったところ、布団が盛り上がってきた。
恐怖に駆られながら布団をめくると、そこには女の子の姿が!!
電気を点け、再度布団をめくると、そこには女の子の姿はなかった。
国沢は、疲れているせいで見間違えたのだと、思い込もうとした。
それから1週間後。
母親から電話があった。「おじいちゃんの1回忌でお寺にお清めに来ているのだが、持って行かなきゃいけない位牌を忘れたから位牌に書いてある戒名を呼んでくれないか」という内容だった。
国沢は実家に帰り、位牌を確認したが読めなかったため、写真を撮って母に送ることにした。
するとすぐに母親から電話があり「写真に映っている女の子は誰?」というのだ。
すぐに母に送った写真を確認すると・・・位牌に少女の顔がはっきりと写り込んでいた!
そこに写っていた女の子は、1週間前に布団の中で見た女の子だったのだ!
だが幸い、その後彼に特に変わったことは起こっていないと言う。
『目を合わせてはいけない』

怪談話や都市伝説に詳しいことで知られる、島田秀平。
そんな彼が最凶の恐怖伝説と言い切る『呪い面』、一体それはどんな仮面なのか?
我々アンビリバボー取材班はその呪い面を求めて、作家であり、オカルト研究家の山口敏太郎氏の元を訪れた。
早速、山口氏に呪い面の取材を申し込んでみた。
呪い面の取材は難しいと言う山口氏。
山口氏が把握しているだけで、呪い面に関わると死者5名、病気3名、倒産3社にも及んだと言うのだ。

今から5年前の2007年、山口氏は旅行中、骨董屋に置いてあったその面と出会った。
骨董商の話しでは昔の儀式やお祭りに使われたのではないかということだった。
数日後、自宅に梱包されたその面が届けられたのだが・・・中身を知らないにも関わらず、山口氏の妻は激しく拒否したという。
仕方なく、事務所の倉庫に呪い面を飾ることにした山口氏。
遇然居合わせた、雑誌記者が呪い面に興味を示し、自分の雑誌に取り上げることとなった。
だが雑誌発売後・・・突然階段から落ち、あばら骨と前歯を折って全治5ヶ月の重傷を負った。
そして、呪い面を掲載した雑誌の出版社はその後すぐに倒産した。
さらに、ある新聞社も呪い面の記事を掲載したのだが、その直後に倒産したという。
では、呪い面の所持者である山口氏には、祟りは起こっていないのだろうか?
山口氏は、面を真正面から見ないようにしているという。
その主婦の家は、山口氏の事務所の隣にあった。
何気なく事務所の方を見ると・・・呪い面が見えた。
ちょうど彼女の庭からは山口氏の事務所の倉庫が見える位置にあったのだ。
数日後、警官が訪れ信じられない事実を告げた。
お隣の主婦が風呂場で死んでいたというのだ。

目が合うと、必ずその人は呪われると言う祭祀面。
そして、もう1人、呪い面と目を合わせてしまった人物がいた。
倉庫の管理をしていた山口氏の実弟・昭則さん(仮名)である!!
昭則さんはお面を2回見たことがあり、2回とも目が合ったような気がしたという。
1度目は、呪い面が事務所に来たとき、その目を見てしまった。
数日後、親友夫婦が相次いで亡くなったというのだ。
そして2度目は、事務所の引っ越しを行った時のことだった。
箱を開けた瞬間、お面がこちらを向いていて目が合ったという。
すぐに蓋をしたのだが・・・蓋をした瞬間、昭則さんの20年来の親友から電話があり、2日後の月曜日の合う約束をしたという。
だが約束当日、親友が急に亡くなったという連絡が入ったと言う。。。
飾ってあると、誰かと目が合い、不幸になる。
山口氏は、呪い面を箱にしまい封印した。

目が合うと、必ずその人や近しい人が不幸になる呪い面。
やはり番組での取材は無理なのだろうか?
だが山口氏は、お祓いなどをして、真面目に取り組めば取材の可能性はあるという。
山口氏が提案した条件は以下の4つ。
1.取材前にお祓いをする
2.真面目に取り上げる
3.絶対に真正面から映さない
4.決して目をあわせない

呪い面を京都の某所に封印したという山口氏。
我々取材班は呪い面を取材すべく、京都へと向かった。
山口氏の案内で辿り着いた一軒の寺。
三木住職によるお祓いが始まった。
呪い面と対面するための絶対条件である。
そして20分後、お祓いが終了。
住職が寺の倉から持ち出して来た木箱、その中に呪い面が入っている。。
カメラは呪い面から離れることに。
慎重に袱紗を開く三木住職。
そして遂に呪い面が姿を現した!!

お面の材質は陶器のようだった。
呪い面の口元は歪んでいる。
祭祀用のお面というが、それ以外は分かっていない。
古美術鑑定家の宮下玄覇氏に呪い面の写真を見てもらうと・・・
一般的にこのような面は木製で作られるのだが、この面は陶器だという。
表面に見られる呉須という蒼い塗料が塗られたのは大正以降であることから、作成されたのは、その時期ではないかと宮下さんは言う。
さらに・・・この面は人の顔に押し当てて作ったものだというのだ!
そして取り外した時、歪んだと言うのだ。
宮下さんは、デスマスクであれば、死者の顔がもっと精巧に残るように作られたはずであると言う。
では一体この面は何のために作られたのか?

恐るべき呪い面、その正体は何なのか?
我々は強い霊能力を持つという霊媒師、山内日豊さんに霊視してもらった。
山内さんによると、この面には強い恨みが籠っていると言う。
このお面の人物はおそらく顔が普通の状態ではなく、何らかの理由でこのお面を被り顔を隠す必要があったというのだ。
一方、三木住職は、呪い面の祟りについて、祟りというよりも、この面を見て怖いと恐れた人が自分で悪い物を引き寄せてしまうのではないかと語る。
さらに、この面は孤独で寂しそうだから何とかしてあげたいという。そして、この寺に来たのを機に人々に幸運をもたらして欲しいという。
この寺に納められて以来、今現在、呪い面の祟りは起こっていない。