岩手のニュース

道路側溝の土砂から基準超放射性セシウム検出 一関

 岩手県一関市が、市独自に道路側溝の土砂の放射能汚染状況を調査した結果、114カ所中の22カ所から通常の埋め立てが可能な国基準(1キログラム当たり8000ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。同市の勝部修市長は6日の定例記者会見で「国は実態を理解し、早急に対策を講じてほしい」と求めた。
 市は5月、大字単位の38地区ごとに3カ所ずつ抽出して側溝の堆積土砂を採取、放射性セシウム濃度を調べた。22カ所で国基準を超え、最も高いサンプルでは1キログラム当たり約4万9000ベクレルだった。いずれの採取地点でも、空間放射線量は国基準を下回ったという。
 勝部市長は「昨年来、側溝の清掃を見合わせるよう市民に求めており、側溝の機能そのものも限界に来ている。国は予算措置を含む対策を講じてほしい」と話した。


2012年08月07日火曜日


Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS