2012年 8月 6日
清水選手がメダル確定
熱戦の続くロンドンオリンピック。ボクシング男子バンタム級準々決勝で総社市出身の清水聡選手が勝ち、銅メダル以上が確定しました。日本勢として44年ぶりのメダルとなります。初戦敗退に終わった北京オリンピックの悔しさをバネに臨んだ清水。メダルをかけた準々決勝の相手はアルジェリア代表で去年のアフリカ王者です。清水は相手の大振りのパンチにてこずりますが最終ラウンド、相手の反則でポイントを奪うと一気に波に乗ります。清水は判定勝ちで準決勝進出。ボクシングは3位決定戦が行われないため、銅メダル以上が確定しました。日本勢としてはメキシコオリンピック以来44年ぶりの快挙です。

重友選手に地元の声援
ロンドンオリンピック女子マラソンに出場した備前市出身の天満屋重友梨佐選手は79位に終わりましたが、最後まであきらめずに走り抜き、感動を与えてくれました。ロンドン五輪女子マラソンは降りしきる雨の中での過酷なレースとなりました。重友は序盤、リラックスした様子で先頭集団に付けます。時折強く降る雨と細くてカーブの多い道が重友を苦しめます。少しずつペースが落ち始め、10キロ地点では53位。しかし、ここから粘りを見せ、トップ集団に追いつきます。しかし、またしてもペースを上げたアフリカ勢に差を広げられてしまいます。重友は結局、2時間40分6秒、79位でフィニッシュと、入賞には遠く及びませんでしたが、最後まであきらめずに走り抜き、深々と頭を垂れてレースを終えました。

高校生が防災研修会
岡山県内の高校生が防災の知識を学ぶ研修会が真庭市で開かれました。災害時に地域で活躍できる防災ボランティアリーダーを養成します。これは災害発生時、被災者の救援活動に率先して貢献できる高校生を育成しようと岡山県教育委員会が初めて開いたもので県内13の高校から約90人が参加しました。6日は全国で唯一防災を学ぶ学科がある兵庫県の舞子高校の生徒と被災地宮城県の高校生も参加し、授業の内容や被災の体験を語りました。その後、高校生たちは特殊なビニールを使ったコメの炊き出しや負傷者や高齢者を安全に運ぶための訓練を行いました。この研修会は7日岡山市でも開かれ、高校生約140人が参加する予定です。