欧州合同原子核研究機関(CERN)にある大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で質量の起源とされる「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見した東京大学や筑波大学などの国際共同実験チームが、最新のデータをまとめた。新しい崩壊パターンを確認、7月4日の発表時よりヒッグス粒子発見がさらに確実になった。欧州の物理学専門誌フィジックスレターズBに論文を投稿した。
論文をまとめたのは東大など日本勢が参加する「アトラスグループ」。昨年2月から今年6月までに実施した計約1100兆回の衝突実験データを解析した。
ヒッグス粒子は陽子同士の衝突で一瞬姿を現すが、すぐに別の粒子に変化する。この崩壊の仕方には5種類あり、7月の発表時点では確認された2種類の崩壊パターンを使って存在確率を計算していた。
今回は、その後、確認されたもう1種類の崩壊パターンを加えて計算し、存在確率が99.9999999%以上と7月時点より高まった。
残り2種類のパターンについては年末まで実験を続け、確認する。もう一つの研究チームである欧米の「CMSグループ」も別途、論文をまとめる。
ヒッグス粒子、CERN、LHC、フィジックスレターズ
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